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映画レビュー「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

僕自身の傾向として超娯楽大作はあまり観ない。
アベンジャーズシリーズもワイルド・スピードシリーズも観ていない。
007やミッションインポッシブルは観なきゃと思いながら、ほぼ観ていない。

大きな理由があるわけではなく、ただの傾向性。
その流れでいけば本作も観ないジャンル。
しかし、他のシリーズとは違う。
80年代、映画に育てられた身としては観なきゃいけない。

2008年の「クリスタル・スカルの王国」以外は若かりし頃、観た。
当時、相当興奮した記憶はある。
内容はほぼ忘れてしまったが・・・。

ジョンウィリアムズのテーマ曲が流れると自然と体が踊りだす。
実際に踊ることはないが、そんな状態。
わくわく感が体を覆う。

ハリソンフォードは歳を取ったが、僕も歳を取った。
当時のような興奮状態に陥るか不安だったが、それは杞憂に終わった。
最初から最後まで興奮しっぱなし。

僕もまだくたびれてはいない。
50代が大いに楽しめるエンターテインメント作品。
154分の上映時間も長く感じることはなかった。

それにしても時代の描き方もCGも見事。
昔のハリソンフォードが映し出される姿を
「なぜ?なぜ?」と心で呟いていたのは他のお客さんも同じではないか。
今や何でもできる時代ですね・・・。

今のハリソンフォードも凄い。
実年齢は80歳。
あの軽快な動きはどこまでが本当でどこまでが作りものだろうか。
そっくりのスタントに表情だけ合成したのか。
それともかなり鍛えたのか。
自分ももっと頑張らねばと思ってしまった。

今回の監督はスピルバーグではなく、ジェームズ・マンゴールド。
2020年に観た「フォードvsフェラーリ」の監督で、これも素晴らしい作品。
この2作しか知らないが、メリハリの利く盛り上げ方が上手い監督。

若い世代からすればアベンジャーズシリーズや
ワイルド・スピードシリーズの方が面白いのかもしれない。
しかし、一定の経験を重ねたオジサン、オバサンは圧倒的にインディ・ジョーンズ。

対抗意識を燃やすわけではないが、まだまだ若い連中には負けない。
動き回っていこうじゃないか。
家族への想いも大切にしてね。

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