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タクシー業界のプロ意識を知る

もう10年以上も前の出来事だけど、今でもたまに思い出す、あるタクシー運転手さんの話を紹介します。

新宿界隈のオフィスビルで出待ちしているタクシーに乗った時に、その運転手さんから聞いたんです。

運「出待ち中に、タバコポイ捨てや、そこらで立ちションする人がいるんです。そういう人たちには、この待ち場を育てるという意識がなくて困っているんです。
警備員さんやら、この待ち場の責任者からしたら、嫌ですよね?こっちの対応を良くしていけば、色々融通が利くようになったり、悪い事ないと思うんですよね。
自分ひとりがそうってわけではなく、業界全体がそういう目で見られるという意識が足りていないんですよね。
我々の職業は、そもそも接客業なんですよ。技術職ならまだしも、接客業なんです。」

この話を聞いた2年後くらいに、同じ場所でこの同じ運転手のタクシーに乗ったんです。
本当にたまたまだったので驚きでしたが、なぜ同じ運転手だと分かったかというと、全く同じ話をされていたからなんです。笑
その2年で状況は変わっていないということでしょう。

この場所からタクシーに乗るときの私は、終電が無くなるまで仕事をしていて大概は疲れ果てていて、この話題で議論する体力が残っていなかったので、
「どうしたらよくなるのか?」と聞くことが出来ませんでしたが、聞いてみたかったですね。

とっても良いことをおっしゃっていたのですが、このままではただの愚痴で終わってしまう。愚痴を提案へ、そして行動へ、が私の信条なので、ぜひ議論してみたかったです。

あの運転手、どうしているかなあ。コロナ禍はどうしていたかなあ。
もう引退していていおかしくない年齢かもしれません。何か少しでもいい方向になっていたらいいのですが。

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