見出し画像

インカレロード 2022

気持ちが纏まってきたので軽くインカレロードを整理したい

結果から言うと2周完了時に旗を振られてDNF
この結果にある程度納得してた反面心残りもあった。


振り返るとインカレ2週間前から思うように踏むことが出来なくなっていた。
テーパリングを兼ねてレース強度の練習やナイトクリテ、睡眠や食事などで色々対策したけどインカレ5日前の神山練で悪化し、更に悪化するならと前日まで全休する事にした。
珍しくレース前のモチベが高かっただけに残念だった。

前日は午前に少し試走とローラー
入念にストレッチした筈の試走は3日空けたせいか大腿四頭筋の炎症を起こす。
直ぐに試走を辞めて氷でアイシング
夕方からローラーでVo2max域を1m×5行った時には痛みが治まった。

インカレロード当日
アップも問題なく行ってスタートへ
土砂降りの中でのスタート
3年連続でインカレは雨に付き纏わされた
スタートして直ぐの長い登りは6-7倍のハイペースで前に付くのがやっと。
登り終えた平坦区間、水溜りで見えなくなった路面陥没に嵌ったが運良くメラトラは回避
気を取られて集団から落ちかけたけど、第二PITのコーナーで合流
その後のアップダウン区間も後方で耐えようとしたが全然踏めない
いつもならこれくらい…って思うくらいに。

競輪場の下り始めまで耐えてダウンヒル開始
16km掛けて登った標高を2kmの区間で下る為、急勾配でコーナーも緩い。おまけに雨で路面はウエットな上に道路脇は落ち葉多い。
下り対策としていつものカーボンリムのSPEED40cではなくレーゼロでBBBのシューを使い、タイヤはaspiteを着用。

前の選手と数車体空けて下り、速度自体も速いがまだ耐えれるような気がしていた。

先の方を見ても集団の塊が見えなかったが、たぶん自分より圧倒的な速さで下ってるのだろう。

序盤に逃げれなかった時点で、リスクを取って集団内で下る気は無かったから後方で走る。

前方の強い選手達と同じ技量で下れる気がしなかったし、インカレであっても下りを攻める覚悟は出来なかった。

案の定コーナーは落車してる選手が多数いた。
ゆとりを持って下ったから事故らず済んだ代償として、下り切った先で集団が見えなくなって、追走集団がギリギリ見えるくらいだった。
この時、運良く前走者が坊君で彼の力強い追走に乗って1周目完了時と同時に集団復帰。

2周目の登りも全然踏めずここで千切れてレースとしてのインカレロードは終了。

残り区間は最後のインカレロードを出来る限り堪能した。
千切れてるのに沿道で子供から年配の人までたくさんの地域住民が応援してくれたり、コース運営の方や他大学のサポーターまで応援してくれて嬉くて、応援に答えられるよう踏めるだけ踏んだ。
最高の舞台を走る事が出来た。

残り5kmの平坦区間は後ろから2人追いついてきてゴール地点の旗が見えるまでローテに混ざらしてもらった。

これが自分のインカレロードだった。

1年生の頃、夏合宿で一緒に走ってその後インカレを完走した岩原さんに憧れ、あの人のようにインカレを走れたらと思い、目標は19位以内を目指した。その目標とは全然違う走りになったからやはり落ち込まずにいられない。

けれども、後々振り返ると今回のようなレースは無事に出走して無事に2周走れたことがまだ良かったのだと思う。
おかげでこれからも自転車に乗れるし、レースに出る事が出来る。
集団内は下り区間で85km/h出てたらしく、自分も体感で感じなかったが確認すると75km/h以上出ていた。
レース中は集団で走るから感覚がズレてしまうのだろう。こんな出してるなんて思ってなかったし今考えてもゾッとしている。



インカレ完走について、中﨑や宮﨑や水上や副島君達がゴールした時、ライバル達がカッコよく完走してるのに自分は…って思ったし、今も心残りはある。
今後の大会でこの気持ちを埋めていきたい。

そして、今はとにかくこの不調を治して満足出来る走りを戻すことを目指すしかない。

学連4年目で今まで積み上げた自信や強さが一瞬で消えたような喪失感があるけど、何処かにまだ自分の強さが残っていると信じたい。

そしたら次の目標のクラス1への昇格に近づくことが出来るだろう。


この競技に取り組む中で色々な人と関わりを増やす事で本当にたくさん刺激を味わった。4年間の出来事があり過ぎて書ききれないが、今年だけで言ってもロード練に刺激が薄れてた時期に闇練に参加して後輩達のやる気と強さに奮起されられたり、関東の学連仲間の活躍に魅せられて強くなれた。いつも周りに支えられた環境で走る事が出来て良かったと思う。だからこれからも変わらず頑張り続けたい。

学連引退を千切れてから何度も頭の中で過ぎったけど、まだ自分には早いかもしれない。4年間の限られた間でしか走れない環境だからもう少し頑張ってみようと思う。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?