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「コーヒーの旅、その1」

今はコーヒー店オーナーとしてお客様に提供するコーヒーのことだけを考えておりますが、
12年前から研究はじめたコーヒー。

日本の喫茶文化だけでなく、
世界のコーヒー事情を知りたいがためだけに幾つかの他国へ行っておりました。

今日は少し前の旅行記になりますが、僕が体験した世界のコーヒー、カフェ事情のお話し。

2006年2月。

当時、ケーキ屋さん併設のカフェの会社に在職しておりましたが、
自店舗で提供している大手メーカーのコーヒーに疑問を抱き(問題発言笑)、一人でコーヒーの美味しさについて研究をしてました。

その際、開始したてのFacebookで投稿とともに周囲の方とディスカッションをしていたのですが、
とあるFacebookの外国人のお友達方から、

「そんなにコーヒーを知りたいならノルウェーに行け」
といきなり言われ、
ノ、ノ、ノルウェー⁈なんだろ…。

とその時は気にもとめていなかったのですが、

それから半年後……。

2006年8月

たまたま家に置いてあった新聞に、
北欧のコーヒーショップが日本上陸との記事が見え、よーく読んでみると、「代々木公園に北欧ノルウェーのコーヒーショップができ......」

ん?ノルウェーのコーヒー??

せっかくだし、本当にだまされたと思う気持ちで出向いてみました。

そのお店の名は
「Fuglen(フグレン、フーレン)」

千代田線代々木公園駅から徒歩5分
全く、予備知識もないまま、お店に入ると
バーカウンターと大きなテーブル席、窓側カウンター席、ソファ席の約20席の民家を改築したお洒落なカフェが…!。

オープンして3ヶ月でまだできたてホヤホヤ感はありましたが、北欧デザインの内装、ソファなどの家具は日本のカフェとはまた違った落ち着いた雰囲気がありました。

当時は「意識高い系」という言葉が流行る前でしたが、はずかしながら、若干当時は自分もその枠にいたのではないかと思います。
フグレンの内装や雰囲気、そして、これからいただくコーヒーに多大な影響を受ける事になるとは…。

その日、代々木のフグレンで頂いたコーヒーは、僕も初めて聞いた
「エアロプレスコーヒー」なるもの。

ケニアの豆で、エアロプレスで落としたアイスコーヒーを注文。

見た目は普段飲んでいるアイスコーヒーよりも色はオレンジがかっていて、多少にごりがあるコーヒーでした。
味は……、コーヒーの味はするものの、どちらかというとグレープフルーツジュース🤭⁈。

夏の暑さもあり、そのエアロプレスアイスコーヒーは一瞬にしてなくなってました😅。

その日から、退勤後、
職場から逆方向30分のフグレンに毎度通うようになり、1杯のコーヒーと1杯のカクテルを飲んで帰路に着くという生活に…。

そして、その3ヶ月後、
普段から夏休み冬休みはいらん、と言っていた僕が、1週間休み欲しいと伝え、とうとうノルウェー行きを決めました。

スカンジナビアのカフェ文化、コーヒー消費量は世界一位らしく、
気になりすぎて…、ノルウェー語はもちろん、英会話もままならないのに笑。。。。

次回はようやくノルウェー編🇳🇴笑

その2へ続きます。


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