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和尚のつぶやき #352(老いを学ぶ)

60代に入り
まだまだ、大丈夫と言う思いと
いよいよ、老いと向き合わなくては
と言う思いの両方が同居しています
中古車と一緒で
今まで使い倒してきたのですから
よほどメンテナンスをしっかりと
やらないと維持が難しくなるのは
当然のことです
これからの時代
一生現役で働かなくては
ならないような厳しい状況です
まさに体が資本で
生きる糧となります
ゆっくり老後を過ごすなど
夢のまた夢の話です

とは言っても
確実にあちらこちらが
傷んできているのも現実で
中古車なりの乗り方を
しなければなりません
乗るたびにメンテナンスをして
故障のリスクを
減らさなければなりません
体の部品をそう簡単に
交換もできません
医学が進んだと言っても
老いた体を修繕するのは
至難の業です

自分の体とうまく付き合いながら
生きていくことが大切です
これまで60年間も
働いてくれたこの体に
感謝しつつ
老いることのできる喜び
ここまで生きて来れたことへの
感謝とありがたさ
老いから学ぶことは
たくさんあります
老いを身勝手さやわがままの
言い訳にするのではなく
次の世代に何かを伝え
何かを残していこうと言う
気概をもって
生きていきたいと思います

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