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和尚のつぶやき #330(影の努力)

努力と言う言葉は
昭和の臭いがします
子どもの頃から
努力をしなさいと
努力の大切さを
教えられてきました
何かを達成するためには
努力が必要なことは
当然のことですが
努力と言う言葉が
努力しなさいと表で言われることは
少なくなりました
努力と言う言葉が
影を潜めてしまいました
表から裏に隠れてしまったようです

努力、努力と連呼するのは
かっこよくないという感じです
努力と言う言葉が泥臭く
スマートでないのが原因でしょうか
必死で努力して何かを達成した人も
私は努力しましたとは言いません
あたかも、運よく達成できた
周りのお蔭で達成できたと言います
自分の努力をあえて言うことを
かっこ悪いと思われたくないので
泥臭い部分をカットし
さらりと話します
それを聞いた人も
そのままに受け取って
相当な努力があったで
あろうことには
思いを馳せません

実際に成功者の話が
現実に何かを達成しようする人に
役に立たない原因です
直接話を聞きに行ったわけでも
ないのですから
成功者の本音の話を
そう簡単に聞けるわけもありません
成功までの過程で
泥臭く、地道に頑張ってきた
影の努力については
人には話したくもありません
しかし成功の肝がそこにあるのは
間違いありません
何かを成し遂げるためには
表で語られない
影の努力があることを
忘れてはなりません
いくら言葉が古臭くなっても
その言葉の持つ現実は
常に迫ってくるのです



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