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和尚のつぶやき #309(見つめる先)

見つめる先にあるのは
不安ですか安心ですか
今が不安ならその先にも
不安があり
今が安心なら
その先にも安心があります
それは、今の心が
見つめる先に映し出されるからです
今は安心だけど先が不安と言うのは
今が安心ではない証拠です
まずは今をどう生きるか
どう感じてどう考えるかが大切です
絶対安心なものを
外に求めても難しく
自分の中に安心を
見つけるしかありません
同じ環境であっても
人によって感じ方が違うように
不安をかんじるか安心でいるかは
自分の心によるところが大きいです

先のことであればあるほど
不透明なものとなり
不安を感じます
しかし不安が
解決してくれるわけではなく
すべての人にとって不透明で
予想がつかないだけです
どんな予想も不透明で
確実なものはなく
言葉にして説明できる予想は
当たり障りのないものとなります
逆に過激な内容は
不安を煽ったりすることになります
どちらも予想であることに
変わりありません
余り先のことを見つめすぎても
視界不良となり
霧の中に迷い込んでいきます

私たちの視力に限りがあるように
予想力にも限りがあります
また予想は自分の都合の良い
楽観的なものか
考えすぎて悲観的なものか
極端になることが多いです
その時の気分や状況にも
大きく影響され
あまり有効ではありません
それよりも今の時間を
しっかりと生きることに
労力を使った方が
はるかに有効です
先見の明などと言うことは
結果論でしかありません
先見の明よりも
今を明確に見る方が
素晴らしい人生を歩めそうです




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