見出し画像

和尚のつぶやき #244(未来予測)

多くの専門家が未来予測をしますが
この世界を大きく動かすような
予測は、まず当たりません
だから未来は良くも悪くも
私たちを裏切ってくれます
しかもその変化が加速度的に
スピードを上げて行き
ゆっくり考える暇もなく
次々と変化していきます
今の状況を誰も
予測できなかったように
未来予測は至難の業です
適切な未来予測をする専門家が
いたとしても不都合なことは
なかなか表に出ません

少子高齢化がもたらす
将来への影響も
悪い側面が強調され
フラットな議論がされているとは
思えません
少子化はダメで
高齢化は問題だと言われます
人口が減って
計算上は国が亡びると
いずれも平和と豊かさの賜物です
問題視する議論には
そこへの感謝とありがたさは
微塵も感じられません
人間を労働力と生産力としてしか
見ていない経済至上主義の悪弊です

たくさん子どもが生まれた時代が
本当に豊かでしたか
寿命が短い時代が幸せでしたか
じっくりと子どもを育てられる
長い人生を過ごせる
これのどこが問題でしょうか
視点を変えない限り
私たちの未来は明るいものに
なりません
政府の白書が未来を決めるわけでは
ありません
未来を決めるのは
私たちの生き方と考え方
そして行動です
人任せ政府任せではなく
自分の人生に自信と責任を
持つことが何より大切です
国や政府はその支援に
全力で取り組むべきで
国民を労働力や生産力で
見るべきではありません
それはAIが肩代わりしてくれます
AIを恐れるのではなく
受け入れてこその
人間の叡智だと思います

これからもきっと
予想をはるかに超えた未来が
訪れることでしょう
私たちの予測は今を起点にしか
できない小さなものです
人間は小さな地球の中で
いつまで争うのでしょうか
科学的、分析的な未来予測よりも
争いのない未来
みんなが安心して暮らせる未来を
切に願います
それが私の未来予測です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?