和尚のつぶやき #247(任せる)

社長は社員に任せないと
会社は成り立ちません
親は先生に任せないと
学校にまでついていけません
他人に任せないと一人前になりません
毎日の食事の材料も何一つ
自分で作っていないので
生産、流通、販売などのみなさんの
働きにお任せするだけです
給料を払っている
扶養している
お金を払っている
それはひとつの約束事でしか
ありません
すべては自分以外の人の力に
任せるしかないのです
社員が頑張って働いてくれる
子どもが毎日学校で学んでくれる
毎日食事ができる
どれもお蔭様、感謝しかありません

自分の思いばかりが先走って
自分の周りの人の思いには
思いが及びません
自分にも自分の人生があるように
人にもその人の人生があります
何をしてどう生きていくかは
その人に決める権利があります
親のエゴが子どもを苦しめます
自分の夢を押し付けない
子どもの将来を考えているという
勝手な思いを押し付けない
とても難しいことですが
本人に任せるしかありません
どの道に行っても歩くのは本人です
苦しい道　楽な道　楽しい道
色々な道があるでしょう
行き止まりでも　
曲がりくねっていても
自分が決めた道ならいいのです
後悔するもよし　失敗もよし
ただ任せて　静かに見守ってください