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和尚のつぶやき #356(すべて違う)

人間は同じようで、みんな違います
同じと言うことに安住し
違うと異質なものを
見る目で見られます
クラスの中、職場の中、家庭の中
同じ空気感を出さないと
変わった奴だと言われます
自分の子どもでありながら
自分と違うところがあれば
親の都合でいい悪いの評価をする
子どもはたまったものでは
ありません
学校でも協調性と言う言葉の元に
違いを押しつぶしていきます

性の多様性、教育の多様性
様々な多様性について語られますが
同じであること
既存の制度の中に
納まっていることを
前提にしていては
言葉だけの多様性に終わります
すべての在り方が
見直さなければならない時に
今までの在り方に固執していては
変わるものも変われません
新しい時代の風を受けて
変わることを期待している人の前に
力のあるものが仁王立ちに
なっているような感じです

人間らしい生き方に
定型があるのではなく
その人が健やかに幸せに
生きられる生き方が
人間らしい生き方です
法律は人間らしい生き方が
できるようにするための
ルールであり
人間を同じ生き方で
縛るためのものではありません
すべてが違う中で
共通のルールや制度を作ることは
難しいかもわかりませんが
すべてが違うと言う
認識を持ってしか
人間らしい生き方のできる社会には
決して、ならないように思います







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