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パッケージのようなチキンラーメンを作るのは止めてチキンラーメンを作った


私はパッケージに近いチキンラーメンを作る活動に勤しんでいた。

それなりの結果は出たものの、私が好きなのはお湯をかけて1分弱のチキンラーメンだと思い出してしまった。

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別に卵もネギもいらない。ただチキンラーメンの味をした固めの麺を食べられたらそれでいい。

実はパッケージに近いチキンラーメンを食べながらも、俺が好きなのはこれじゃないんだよなと何度も思っていたのだが、それでもパッケージに近いチキンラーメンが正解なのだから、これが正しい美味さなのだと自分を騙しているようなところがあった。

実際のところ、ネギをバランス良く入れて、固まっていない黄身を活用すると、一般的には好まれるであろう味にはなる。しかしながら私はお湯をかけて1分弱のなにも入っていないチキンラーメンが好きなんだから仕方がない。

それでもきちんとしたチキンラーメンを作りたいといった情熱はあって、どうしたものかなと歩いていたらところ、なんだか透明な雰囲気のあるラーメンを提供するお店を見つけた。別に空腹でもなかったので入らなかったんだけど、よく分からないのだが、最近は透き通ったスープのラーメンが流行しているらしい。ヘーっと思うと同時に鶏胸肉であれに近いものを作って、チキンラーメンということにしてしまったら、きちんとしたチキンラーメンを作りたいという欲求を満たせるのではないかと思うに至り作ってみた。

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透明のスープのラーメンを食べたことがないので、あくまで予想だが次のような感じで作ってみた。

- 低温調理の鶏肉をチャーシューかわりにする
- その際に出た鶏の汁をスープのベースにする
- 乾燥ホタテと貝柱と魚醤、たまたま家にあったシジミ塩で味を補う
- 味卵を入れて少しだけ醤油の風味を加える
- 飽きてくるので柑橘を途中で入れられるようにする

麺はスーパーで売ってるものを使って作った。ポイントは鶏の汁を味を出せるように、スープの量をギリギリで作ることで、わりとチキンラーメンっぽい感じになった。チキンラーメンなのに貝ダシを使ってるのは旨味が多そうとかいう単純な理由である。

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余裕があれば鶏団子を作ると歯応えが変って面白い。あわい味なのでネギは入れずに三葉、鰹出汁とか昆布ダシも入れたけど、いらない感じであった。海苔も別にいらないと思われる。あと鶏肉は美味いのを使うと美味いものが完成するので、できる範囲で美味い鶏肉を買うといい。

お店で作る場合はコストのことも考えないといけないので、こういう感じだとダメダメなんだろうけど、自分的にはきちんとしたチキンラーメンを作りたいという欲求を満たせたので良かったものの、パッケージみたいなチキンラーメンに興味を持ったことで、透明ラーメンを作てみようかなと思ってしまうとは考えていなかったので、人生って分かんないもんですね。


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