インドカレー・イン・ザ・ライフ
はじめに
フナ鯖のAdvent Calendar 2021 12/2の代打記事となります。
過去トゥートゥのコピペ多めですがご了承下さい。
逆噴射構文風構文を用いています、苦手な方もご了承下さい。
カレー・イン・ザ・ライフとは
カレーチョーウマイ!!!!!いつもオレは無意識のうちに叫び、周りは笑う。
以前どこかのサーバーでカレー人生を語ったが、やはりオレはカレーを愛している。
脳の一部をターメリックに焼かれてしまったオレは、カレー無しではもはや生きてはいけない。
カップラーメンはいつもカレー味だし、肉まんもカレーまんを食う。
ゴロチキの季節になれば毎日のように松屋に通うし、寒い日はカレー鍋にシメはカレーうどんだ。
TRPGのキャラを作った時もカレー屋の店主だった気がする。
…とにかくオレはカレーが好きだ、心の底から愛している。
その中でも群を抜いて好きなのが、インドカレーだ。
スパイシーなマトンカレーとコクのある豆のカレー、間に挟まれたサフランライスがたまらない最高の一品だ。
インドカレー、スパイスをふんだんに使用した、情熱的な料理だ。
スパイスの香りと素材の味、ランチ650円という価格破壊な値段にオレは正気ではいられなかった。
オレは一時期インドカレーを求め、毎日のようにインドカレー店へ足を運んだ。
山ほど食った。
舌を焼きながら食うインドカレーは、ガラムマサラの香りが食欲をそそり、それでいて素材のウマミも感じる。
唐突に現れる肉の塊、シナモンとカルダモンの激しい攻防になす術もなく、オレは軽々しくノックアウト。
すかさずセコンドの食い放題ナンが現れ、ヤギバターのやさしい甘さが痺れた舌を包み込む。
付け合わせドリンクのラッシーで口の中をリフレッシュし、オレは再びリングへと上がるのだ。
最高のルーティンだ。
カレーを摂取した後は最高に気分が良くなった。
スパイスは「アー、インド料理食ってるわー、アー」という気分にさせてくれるのだ。
とにかくカレーはウマイ、何と合わせてもウマイ。
ライス、ナン、パンやパスタ、スープにしてもドリアにしても、そのまま啜ってもウマイ。
そして地域毎に出る特色の強さがオレを飽きさせない。
スパイスの量を変えるだけでも、違うカレーが完成するのだ。
2軒先のカレー店では全く違う味のカレーが出てくる、これだからカレー店巡りはやめられないね。
しかしたまに食べない日が続くと、血液中のスパイス成分が不足し発作が生じ体に何かしらのダメージを受ける。
脳がスパイスを求め出し、心拍数の上昇によって本能的に暴れ出す、最終的には高血圧や心不全によって命を落としてしまうだろう。
カレーを愛しカレーに愛され、時には冷たく突き放される、それがカレー・イン・ザ・ライフ。
カレーは憎めないコマッタチャンなのだ。
日本におけるインドカレーの観点
そしてカレー・オブ・ジ・インド
日本では昔に比べて増えたといえ、インドカレー店はまだまだ浸透していない。
原因といえば、やはり辛いというインドカレーのイメージや、終わる事のない過剰なナンのおかわりサービスが挙げられる。
「もしかして手で食べないといけないのでは?」という脅迫概念がカレー店への恐怖を倍増させているだろう。
何よりもしんこくなのは、日本人は基本的に香辛料が胃に合ってないのか、お腹を壊す人が多数存在している事だ。
…そう、オレもそのうちの1人だ。
昼休みにカレーを食うといつも腹が痛くなり、
会社の周りの目を気にしながらいつもトイレに籠るのだ。
カレーチョーウマイ!!トイレから聞こえる叫び声により周りから人はいなくなった。
しかしだ、ソレの苦痛を乗り越えてこその、カレー・オブ・ジ・インドだと思う。
カレーを食べ続けることによる体調の変化、滋養の消滅、吐き気、頭痛、ニキビ、精神的な苦痛、行きたくの無い仕事などなど。
さまざまな苦痛に見舞わられ、カレーとかいうやつは2度と見たく無いと何度も思った。
カレーはハードコアだ、乗り越えた先に見える光を求めオレはカレーを食べ続け、カタルシスをパージさせる。
カレーはブッダ(仏様)が残した、乗り越えるべき試練なのだ…
コンパス・オブ・ユア・ハードコア
人生はハードコア、地図は燃え尽きた。
カレーが食べたいのにカレー店が無いとはどういうことだろうか。
そう、いざカレーを食べたくてもカレー店が無ければカレーを摂取する事は不可能だ。
粗悪なレトルトカレーでは本領を発揮できるはずがない、カレー店が無くては、乗り越えられる試練すら無い。
この怒りの矛先はどこへ向けるべきか!?
だが、待て、安心して欲しい、日本にはその試練を広めるべく、奮闘している企業があるのだ。
それは、無印良品だ。
無印良品はインドからタイ、欧州から日本、北海道まで様々なカレーを現地で学び、世界中に提供している。
そして何よりも注目すべき点が、全てのカレーをオーガニックスタイルで提供しているところだ。
化学調味料、合成着色料、香料は不使用、スパイスと素材の組み合わせで仕上げる真のインドスタイル。
無印良品はインドだったのだ。
全てが完全にオーガニック製品は、コストもかかるし提供が難しい。
ただならぬ企業努力とハードコア、現地学習、修行とマンゴーもぎ研修。
全てをクリアした無印良品はブッダとなり、ブッダは完成されたカレーを生み出すようになるのだ。
無印良品に入れば、そこには無数のカレー。
これをインドと呼ばずして何と呼ぶのか。
…今回は、そんな無印良品の品々を紹介しようと思う。
甘いカレーから辛いカレー、スープカレーや変わりものカレーまで様々なカレーをレビューしていく。
インド初心者のキミも、スパイスマニアのキミも是非見て欲しい。
ちなみに下記のレビューはオレの個人的な意見に過ぎないため、文句は一切受け付けない。
真のインドは黙って食うのだ。
うるさい黙れ、とにかく黙ってろ、文句言う暇があればカレーを啜れ、腰抜けが。
無印良品の素敵なカレー達
1. ダール(豆のカレー)
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶
価格 250円
ダール=豆のこと。
トゥールダル、ひよこ豆の2種を使ったベーシックなインドカレーだ。
もちっとしたトゥールダル、ひよこ豆のエスニカルな風味がインドっぽくてチョーウマイ!
他に比べると価格が安いので、インドカレー入門編に相応しい。
インドの人口の3割はベジタリアンと言われているので豆は貴重なタンパク源だ。
豆の輸入量、生産量、消費量もインドが世界一位。
ダールカレーはインドで最も親しまれているカレーとも言えるのだ。
2. バターチキン
旨さ ⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶
価格 350円
甘くてチキンが入ってる、腰抜けはこれを食べる。
しかしギー(ヤギのバター)、カシューナッツミルクが合わさり非常にクリーミーでウマイ。
子供から大人まで楽しめる、愛されたカレーだ。
ナンと合わせて食べるのがベリーインド。
バターチキンは余ったタンドリーチキンのソースに余り物をぶち込んだ物が起源と言われている。
他のカレーに比べて甘いのは、タンドリーチキンソースがヨーグルトベースであるが故。
3.スパイシーチキン
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶
価格 350円
チキンをスパイシーにしたのがスパイシーチキンだ。
ガラムマサラ、コショウなどの香辛料の香りが食欲をそそり、食べだすと止まらなくなる。
チキンもビッグでボリュームもある。
辛いのが好きなペッパーマニアにはたまらないだろうな。
ガラムマサラとは数種類のスパイスを合わせたミックススパイス、乱暴に言えばカレー粉のことだ。
つまりガラムマサラによってカレーの味は変わるし、各家庭ごとにオリジナルのガラムマサラが存在する。
自分だけの最強のオリジナル・ガラムマサラを作ってみんなと競い合おう!!
4. パニールマッカニー(カッテージチーズのカレー)
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶
価格 450円
いわゆるチーズのインドカレー。
コッテリコテコテ、コクの強いスタミナカレーだ。
バターチキンをも超えるまろやかさは絶妙な舌触り。
力をつけたい朝にパンと合わせるのもグッドだ。
生クリームとバターとチーズ、3種の乳製品の力に、お前は愕然とするだろう…
パニールとはインドでは馴染みの深いチーズのこと。
インドではお豆腐屋さんスタイルで飛ぶように売れる、生活に欠かせない食材だ。
カレー以外にもサラダにしたり揚げたり炒めたり様々な調理法がある奥の深い食材だ。
5. プーパッポン(蟹と卵のカレー)
旨さ ⭐️
辛さ 🌶🌶🌶
価格 450円
タイのシーフード店などで親しまれているシーフードカレー。
実はカレーと蟹がほとんどミスマッチ、つまりまずい、とってもエクストリーム。
たまに口に合わないカレーもある、そういうときもあるのだ。
多分本場のやつはもっとウマイぞ!
6.フォン・ド・ヴォ―のスパイシービーフカレー
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶
価格 350円
ビーフと野菜のウマミが詰まったビーフカレーがこいつだ。
赤ワインとバターが合わさり、コクがあってチョーウマイ!
ビーフもたっぷりボリューミー、食いしん坊も文句なし。
しっかりスパイシーなビーフカレー、欧風もまたインドなのだ
実は欧風カレーは日本生まれ、「欧風」カレーである。
ちなみにインドにカレーという食い物は元々存在してなく、スパイスソースの「カレ」が訛ってイギリスに伝わったものが「カレー」だ。
身もふたもないが言葉というのは難しいのだ。
7. グリーン
旨さ ⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶🌶
価格 350円
重度のタイ人の為に開発されたカレーがグリーンだ。
レモングラスなどエスニックアジアな香辛料もふんだんに使用されてるので満足感はMAX。
青ナンバンも大量に入ってるので非常にホット、クール・ザ・ヒートだ。
袋を開ければそこはタイ、是非タイ米と合わせて食べて欲しい。
ネパール人が経営してるインドカレー屋でタイ料理を提供してることがよくあるがそれもインドだ。
ちなみにトムヤムクンがウマイ店は信用して良いぞ。
8.キーマ
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶
価格 250円
ひき肉、ニンニク、ショウガ。
シンプル・イズ・ザ・ベストカレー、とてもうまい
シンプルだからこそ引き立つ香辛料の香りが、お前をインドへと導くだろう。
価格もかなりベリー安いので見かけたら購入だ。
インドでは宗教的な観点から鶏肉、ヤギ、羊の肉が用いられる。
ドライカリー状のものやスープ的なカレーまで、キーマは様々奥が深いのだ。
9. ゲーンパー(森のカレー)
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶
価格 350円
自然豊かなタイ東北部の森林で生み出された、スープカリーに近いカレーだ。
ココナッツミルクを使ってないからとにかく白米に合うので米が止まらなくなる。
しっかりした辛さ、沢山のキノコやタケノコを摂取できるので健康にも多分良い。
オカズ感覚で頂けるので、忙しいアナタにもぴったりだ。
盛り付けてみた、みるからに野菜が沢山だろう。
健康に良い事は明らかだ。
10.ごろり牛肉のスパイシーカレー
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶
価格 450円
チョーウマイ!ハイボリューミーで食いしん坊にはおすすめだ。
なんと隠し味に味噌、コーヒーを使ったオリジナル・ジャポンカレー。
基本的に肉のカレーは美味い、みんなお肉が大好きなのだ。
隠し味にコーヒーを入れるのは、苦味を加えてウマミを引き立てさせる目的がある。
故に入れすぎるとただ苦くてまずいカレーになるから注意だ。
11.ジンジャードライキーマ
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶🌶
価格 350円
ジンジャーとスパイスに特化した好戦的なキーマがジンジャードライキーマだ。
爽やかなジンジャーとボリューミーな牛肉が白飯を進ませる。
後から迫る猛烈な辛さに震えるが良い……
辛いのが苦手な腰抜けのために、辛く無いジンジャードライキーマもあるぞ。
12.トマトのキーマ
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶
価格 350円
キーマが続くがこちらはスイートなカレー。
トマトがチョーウマイ!!キーマもボリューミーでとてもグッド。
トマトを3種も使ってるとても贅沢なカレーだ。
邪道だがパスタと合わせるとナンチャッテアラビアータになる、試してみろ。
キーマだけで3種もある、奥が深いのだ
13.3種の唐辛子とチキン
旨さ ⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶🌶🌶🌶🌶🌶🌶
価格 350円
腰抜けが軽々と手にしてはいけない、激辛カレーだ。
これを食べたが最後、次の日のトイレは最悪だ。
地獄の門を開く時、インド・ケルベロスがお前を待ち構えているだろう…。
インドカレーが辛いのは唐辛子のせい、全てが辛いわけじゃ無い。
こどもや腰抜けは唐辛子を入れないカレーを食べるのだ。
14.ごろごろ野菜と豚ひき肉の大盛りカレー
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶
価格 350円
ニンジンとポテトが入った日本が誇るジャパニーズ・カレーだ。
とにかく大盛りで安い、そして馴染みのあるいつものカレー。
肉感が少ないのが残念だが、野菜がたくさん入ってるので健康にも多分良い。
絶対に白飯と合わせて食うべし、カレーマニアとの約束だ。
どうしても実家のカレーが食いたいホーム・シック・ヘッズ達はこっちのカレーを食え
15.マトンドピアザ(マトンと玉ねぎのカレー)
旨さ ⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️
辛さ 🌶🌶🌶
価格 450円
マトンだがクセがなく、ボリューミーなカレー。
タマネギを沢山使ってるから若干スイート、インドカレー入門編だ
タマネギのコクが堪らなくなる、激ウマカリーだ。
タマネギは炒めれば炒めるほどコクが出てウマくなる。
インドカレーは「煮込み料理」ではなく「炒め料理」なのだ。
サイドメニューも豊富
「ナンなんか売ってないし作れるわけないだろ!バカ!」
そんな声にもしっかり応えるのが無印良品だ、バカめが、はやとちりしたな。
こいつはフライパンでナンが作れてしまう優れもので、専用の窯は必要ない、インドスターターキットだ。
真のインドはチャパティなどを食うのだが、初心者はこのキットを使うべし、バターやギーで表面を焦がせば本格的なナンに早変わりだ。
そして無印良品にはラッシーもあるし、レトルトのジャスミン米もある
更には一から作れるカレーキットもあるぞ。
ここまで来れば、無印良品がもはやインドを通り越していることが容易に想像できるだろう。
カレー、ナン、ラッシー、三種の神器は無印良品で揃うのだ。
この文を読んでいるお前は、すぐに無印良品へと行くべきだ、すみやかに。
さいごに
いかがだったであろうか。
急なインド摂取により脳が拒絶反応を起こしショートした腰抜けもいるだろう。
だが少しでもカレーに興味を持っていただければ幸いです。
このレビュアーはオレの意見に過ぎず、どこかの誰かが考察した「他人」の意見に過ぎない。
この文を読んでいるそこのお前は、これをスタートに、自分の直感を信じて追求するのだ。
カレーは奥が深く、それでいてシンプル。
自分に合ったカレーを見つけ、食らい続けるのだ。
その先に見えるもの、それが、カレー・イン・ザ・ライフなのだ。
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