「収集癖」という名の強み

ストレングス・ファインダーって試されたことありますか?
私が4年くらい前に試したときは上から順に収集心、包含、学習欲、未来志向、戦略性という結果でした。
時間経過で結果が変わるらしいので、今やると多少違った結果になるかも知れませんが、1番強く出た収集心は残ると思います。

ストレングス・ファインダーとは要するに自分の強みを見つけるということなので、この収集心も強みになり得ます。

ちなみに収集心の定義は次の通りです。

「収集心」の資質が高い人は、収集や蓄積を必要とします。その対象には、情報、アイデア、人工物だけでなく、人間関係も含まれる場合があります。
強力な「収集心」の才能を持つ人は好奇心が旺盛です。常により多くのことを知りたいと思っています。彼らは情報が欲しくてたまりません。アイデアや本、記念品、引用文、事実など、特定のものを集めるのが好きです。ただ興味があるから、それを集めるのです。彼らは多くのことに興味を持ち、生来好奇心旺盛です。

これを読むと全体的に当てはまっていると感じます。特にこの資質がもの(人工物)に対して現れると収集癖になりますが、私の場合、ドラゴンボールのフィギュアやアメコミ映画のBlu-ray、書籍などをコレクションしています。

正直なところ、本当にのこの資質がはたして強みになるのかと思いました。
しかし著名人で、おそらくこの資質によって成功されている方が2人ほど思い浮かんだのです。

一人は妖怪博士水木しげる先生、もう一人はみうらじゅんさんです。

水木先生は、小さい頃から大人になるまで動物の骨や新聞の切り抜きなど様々なものをコレクションをされていたようです。
(幼い頃に読んだ「妖怪なんでも入門 (小学館入門百科シリーズ 32)」という本に詳しく載っていました)
Wikipediaにも水木先生の収集癖が圧倒的だったことが伺えるエピソードが載っています。

売れない貸本漫画家時代から、膨大な「絵についての資料」をスクラップ・ブックにしてコレクションしていた(貸本漫画家時代は100冊。晩年は300冊を超えるという)。また、「ハヤカワ・ミステリ」などの書籍も「ネタになる」と、多数購入していた。妖怪関連書も神保町の古本屋で、古いものまで集めていた。それを見た桜井昌一は、「この人は絶対、世に出る」と感じたという。また、長井勝一は「貧乏していても資料を丹念に集めるという点では、類のない人だった」と回想していた。なお、若き時代の呉智英などが、その資料の整理を手伝った。

一見役に立たなそうな収集癖もここまで来ると一つの強みになるのです。

みうらじゅんさんのマイブーム収集癖が根幹にありますね。
自分が気になったものを独自の基準でコレクションし、そのコレクションしたものが概念化し、価値が生まれるということです。
ゆるキャラも正にこれに当てはまります。

いかがでしょう?一見役に立たない収集癖もここまでくれば立派な強みです。ただし収集癖は突き抜けるまでは白い目で見られがちなのも事実かもしれません…。
あと目に見えやすいので今回は人工物に対する収集心ということで「収集癖」という観点から紹介しましたが、もちろん「収集心」自体には別の側面もあります。

私と同じ様に「収集心」の資質を持つ方!
収集心も突き詰めていけばちゃんと強みになるので一緒に磨いていきましょう!

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