シャフリサーブスにシェアタクシーで行く方法

ティムールの故郷であり、サマルカンドからほど近い町、シャフリサーブス。ウズベキスタンの定番観光コースには入らないが、サマルカンドから気軽に行ける観光地である。今回はこのシャフリサーブスにシェアタクシーで行く方法を紹介する。

ネット上やガイドブックにもシャフリサーブスの行き方やタクシーの相場など書かれているが、物価も為替相場も変動するものなので、最新情報(2023年7月時点)をお伝えしたい。

結論から言うと、サマルカンド-シャフリサーブス往復シェアタクシーの相場は30万スム(26ドルほど)のようだ。

以下には、筆者が実際にシャフリサーブスに行った際の状況を細かく記したい。

10時前、レギスタン広場の向かい、交差点付近にあるタクシー乗り場に到着。この場所は、通りかかれば運転手がシャフリサーブスと声をかけてくるのでわかるはずだ。とりあえず声をかけてきた運転手と話し、1人なら往復60万スムと言われるが、シェアタクシーを探している旨伝えると車に案内される。
ここから本格的に交渉開始。シェアタクシーは他にも乗る人を探すから時間がかかる、1人なら途中景色の良いところで停まって写真も取れるしおすすめのレストランにも連れて行く、など言われたが断固としてシェアタクシーを要求。するとシェアタクシーなら40万スムと伝えられたが、高い、金を持っていないなどとゴネ続け、例えば片道だといくらなのかなどと質問。そこで、じゃあいくらなら乗るのかと聞かれたので10万スムと逆に吹っ掛ける。運転手はいくらなんでも、という顔で片道15万の往復30万スムでどうだと行ってきた。運転手はシャフリサーブスで待ってくれるという条件で30万なら好いかと交渉成立。後で他の運転手に聞いたところ、少し驚かれながら「普通」と言われたので、恐らく相場より少し安いくらいの値段だろう。

10時すぎに出発。途中他の人も拾いながらシャフリサーブスへ。運転手とは終始フレンドリーに会話し、途中乗ってきたお婆さんとも運転手の通訳を介して喋り車内は和気あいあいの雰囲気に。結局途中停まって景色の写真も取れた。かなり荒い運転で、片道2時間と言われているところ11時半ごろに、1時間半で到着。

道中の景色。

シャフリサーブス観光で特筆すべきところは、『地球の歩き方』で「アミール・ティムール博物館」となっている建物はウズベクの民族楽器博物館に変わっており、ティムール博物館はチュビン・メドレセ内に移動していたこと。

1時頃シャフリサーブス観光終了、帰り道へ。帰りは隣町キタブに寄って乗る人を見つけるとのことで、キタブのタクシー乗り場に停車。昼食を取った後運転手は客引きに、自分は車内で休憩。
だか夏真っ盛りの7月の真っ昼間、そもそも出歩いている人も少なく、運転手も「誰も出歩きすらしてないし、乗ってくる人はいないよ。10万スム追加で40万スム出してくれれば今すぐ帰る」と言われたが、これも固辞して逆に35万スムと提案するも、拒否される。とりあえず発車して、途中人が見つかれば35万、見つからなければ40万とか色々と提案されたが全て拒否。炎天下30分ほど客引きしたところで運転手が根負けし、結局35万で妥結。

復路も問題なく過ぎ、4時頃サマルカンドに到着。

まとめ

  • サマルカンド-シャフリサーブスシェアタクシーは、往復かつ運転手はシャフリサーブス観光中待ってくれるという条件で、30万スム(26ドル)。

  • 行程は全部で6時間ほど。

  • 夏場の場合、昼ごろキタブ出発になると乗ってくる人が見つからない可能性が高い。

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