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新NISAだけで1億円!しかも税金ゼロで


こんにちは。税理士の山下久幸です(^^)
今日は「新NISA」の解説です!!



■困っていること

・老後のお金は足りるのだろうか
・年金だけで生活できるだろうか
・子供の大学までの学費はどうしようか
・新NISAが良いと聞くが、使い勝手が分からない
・本当に1億円貯まるの?

■対象者

経営者、自営業者、フリーランスの方
特に結婚して、子供がいる世帯向け

■NISAとは?

イギリスのISA(Individual Savings Account)を参考
日本バージョンで「N」を頭につけてNISA
Japanの「J」では?!(笑)

株や投資信託の非課税口座
非課税=利益が出ても税金がかからない

国で老後(年金)まで面倒みきれないから、自分たちで投資してね!
だからNISA口座の運用には税金かけませんよ(^^)
つまりNISA=自分年金

■新NISAの概要

財務省:令和5年度税制改正(案)のポイント

■ポイントは3つ

1.非課税は無期限!

株式の売却利益(売値ー買値)×約20%の税金
これがかからない!

2.これまで(2023年)のNISAとは別枠!

2023年まで毎年40万円×6年間(2018年から)=240万円
1,800万円の非課税限度には「含まれない

3.売却後は、非課税枠の再利用が可能!

投資額100万円
その後150万円で売却
⇒150万−100万=50万の利益(税金ゼロ)
投資額の100万円の枠が復活

【注意!】
再利用の枠が空くのは、翌年になる
つまり、短期売買はできない

■オススメの投資商品

素人は、インデックス投資の一択

【オススメ】
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(楽天・VXUS)

ひとつ提案!
⇒アメリカに偏りすぎるのをやめては?!

<事例①>
オルカン 5万(アメリカ比率62%)
S&P    5万(同上100%)
約80%以上をアメリカに投資!

<事例②>
オルカン  5万(アメリカ比率62%)
楽天・VXUS 5万(同上0%)
約30%をアメリカに投資!

もしくは、オルカン一択(62%)でもOK!

■やらないこと

・成長投資枠の個別株はやらない

理由は、ほとんどの人は投資の素人だから
投資は分散が基本
そして、投資上限枠の1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)に含まれてしまうから

・60歳以上の人はリスクを下げるか、やらない

お金は使うことが大事だから
年金もらいながら投資しない(笑)

・銀行でNISA口座を開かない

手数料が高いし、何を売りつけられるか分からないから(笑)

■投資シュミレーション

<新NISA期間>
毎月10万円(年間120万円)つみたて投資枠
投資最短15年(1,800万円に到達)
利回り年5%
⇒15年後に約2,670万円(含み益870万円)

<寝かし期間>
投資額0円
寝かし期間15年(投資期間30年)
利回り5%
⇒投資から30年後に約5,640万円(含み益3,840万円)

<取り崩し期間>
投資額0円
老後30年間で毎月取崩し
利回り5%
⇒毎月30万円(年間360万円)の受取が可能
(合計360万×30年=1億800万円)

<まとめ>
投資額 1,800万円
総受取額 1億800万円(60年)
つまり、資産が6倍になった!

30歳でスタートすれば90歳まで
40歳でスタートすれば100歳まで老後は安泰(^^)

これが複利のパワーです!
いつから始めます?!(笑)

■最速で資産を作る!

お金に余裕のある経営者・高額所得者はかなり有利!

<事例>
つみたて投資枠+成長投資枠=年間合計360万円(月30万円)
1,800万円÷360万円=最短5年!
利回り5%で5年後、約2,040万円
※すべてインデックスファンドに投資


【投資イメージ】
・つみたて投資枠 月10万円(年間120万円)
・成長投資枠 スポットでまとめ買い(年間240万円)
 下がっただろうなー、ときにガツンと投資する!

<寝かし期間>
投資額0円
寝かし期間30年(投資期間35年)
利回り5%
⇒投資から35年後に約8,800万円(含み益7,000万円)

10年後
20年後
30年後

<取り崩し期間>
投資額0円
老後30年間で毎月取崩し
利回り5%
⇒毎月47万円(年間566万円)の受取が可能
合計566万×30年=1億6,980万円

<事例>
30歳で投資スタート
積立期間:5年(35歳) 資産 2,040万円
寝かせ期間:30年(65歳) 資産 8,800万円
取崩し期間:30年(95歳) 総額 1億6,980万円ようやく使い切れる(笑)

■夫婦でダブルで始める

これらの投資を夫婦でやり、さらに加速させる!

1.ダブルインカム

⇒夫婦各々の口座、お金でつみたて投資枠をやる
自営業者はリスクヘッジにもなる

本人:自営業者 配偶者:サラリーマン
自営業者はリスクがあるから、資産を分散しておく

5年の最速でやれば、
5年後:2,040万円×2人=4,080万円
35年後:8,800万円×2人=1億7,600万円!

2.シングルインカム(専業主婦・夫)

⇒投資資金を贈与
年間110万円までは贈与税はかからない

<事例>
1月に配偶者の預金口座へ110万円贈与
⇒このお金を使ってつみたて投資枠で1年間運用
毎月10万円×12ヶ月=120万円
これを15年繰り返すだけ(笑)

メリットは、相続税対策!
デメリットは、いつ何が起こるかわからない(笑)

■18歳以上の子供にも贈与

NISA口座は18歳から

<事例>
毎年1月に子供の預金口座へ110万円贈与
⇒このお金を使ってつみたて投資枠で15年間運用
以下同文(笑)

子供が33歳で終了
このつみたて投資枠は子供名義なので
相続対策もほぼ完了!

<事例>
利回り年5%
⇒15年後に約2,670万円(含み益870万円)

これをさらに30年置いておくと・・・
子供が63歳のときには、軽く1億円を超える!

子供が働き出したら
贈与額を減らして一部負担させるのも投資の勉強になる

■相続時精算課税制度でさらに加速する!

60歳以上の父母、祖父母から18歳以上の子供が贈与受ける場合
2,500万円まで非課税になる!

<事例>
孫が18歳になった
おじいちゃんから1,800万円を
相続時精算課税制度で贈与を受ける
贈与税ゼロ円!

これを毎年120万円つみたて投資枠で投資する

おじいちゃんの財産下がり、相続税節税!
孫が複数人いれば、さらに節税!

ただ精算課税の制度は複雑なので
絶対に専門家へ相談を!
»»»No.4103 相続時精算課税の選択

■リアルなシュミレーション

ただ現実は60歳過ぎたらリスクを下げたいので
投資商品の切り替え、一部売却(現金化)も要検討

<事例>
一定のお金が貯まったら
投資信託の一部、2,000万円を売却(税金ゼロ!)
⇒預金でおいておく

もしくは、新NISAの枠が一部復活するので
バランスファンドなどに切り替える

【オススメの本】

■新NISA口座の新しい活用法

つみたて投資枠口座を「銀行口座みたい」に活用しては?!
理由は、枠の再利用が可能だから

<事例>
普通預金口座に最低限の生活費あり
毎月つみたて投資枠で投資(貯金のイメージ)

お金が必要なとき口座の一部を解約し使う
⇒車を買う、子供の学費、医療費など

【メリット】

・普通預金より、はるかに利回りが高い!
・利益が出ても税金はゼロ!
・投資枠の再利用が可能!
・学資保険、医療保険は不要!(死亡保険は最低限必要)

【デメリット】

・短期の積立期間だと損失の恐れアリ
・解約までに数日の時間がかかる
・解約するときに相場が良いとは限らない・・・

■【上級編】資産を組み替える

新NISA口座が貯まってきたら投資商品を変えていく

理由は、投資の基本は分散だから
金融資産ひとつだと値動きが気になる・・・

eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
4年の値動きでも上下の幅がある・・・

【オススメの投資戦略】
1.つみたて投資枠でスタート(銀行口座みたいに利用)
2.含み益が出てきたら一部解約し、別の投資商品に組み換え
3.これを繰り返す

僕自身も、旧NISAの時代からこの手法で
不動産、太陽光、暗号資産、債券、その他の投資に切り替えている(^^)

■最後に

1.投資は早く始めて、何があってもやめないこと!
2.本業のリスクヘッジしながら、投資の勉強をする!
3.お金は使ってナンボ!

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