小さな会社の消費税の節税方法!
こんにちは、税理士の山下久幸です(^^)
今回は「小さな会社の、消費税の節税方法」をご紹介します!
◆対象となる会社
売上5,000万円以下の小さな会社
※注意点
売上は2年前で判断します。
◆消費税の基本の計算方法
売上でもらった消費税ー経費で払った消費=納税額
これを税務署へ支払います。これが原則。
そして今回は特例のやり方をご紹介
消費税の納税額をザックリ知る
◆小さな会社の特例(簡易課税制度)
特例の名前は、「簡易課税制度」という
「簡易」という名前なので、簡単な計算方法という意味
しかし意外と面倒・・・。
まあ、これは税理士側の意見ですが(笑)
簡易課税制度とは?
・2年前の売上が5,000万円以下
・売上の消費税で計算していいよ!
【計算方法】
売上の消費税ー(売上の消費税×業種ごとの控除率)=納税額
よって、売上の金額だけを集計しておけばOK
控除率は業種によって分れていて、90%〜40%とある
»»»No.6509 簡易課税制度の事業区分(国税庁サイト)
◆メリット
この簡易課税を使うことによって節税となる(*^^*)
原則ー簡易=節税額!
この差額が節税額
ビジネスの種類によっては、年間50〜60万円安くなることもある!
◆注意点
簡易課税制度を使うことでいくつか注意点
1.届出を出す
こちらの届出書を提出する必要がある
»»»[手続名]消費税簡易課税制度選択届出手続
提出するのは簡単ですが、「提出する時期」がとても大切
★提出する時期★
⇒簡易課税を使いたい年の前日まで
分かりにくい!!(笑)
<事例>
3月末決算の法人
2022年4月から簡易課税に変更したい場合
この事例であれば、「2022年3月31日まで」に届出書を提出する必要
注意点は、土日や、年末年始などの休みの場合は、「翌営業日」には持ち越さない
税金の申告期限の場合
3月31日が土曜日⇒翌営業日の4月2日月曜日が申告期限
しかしこの消費税の届出書は、新しい年度が「始まる前」までに提出が必要なので、土日は関係ない
顧問税理士がやるので問題ないが(笑)
2.売上を区分する
売上の種類が多い会社は要注意
理由は、業種によって控除の率が変わるから
対策としては、会計ソフト(もしくはExcel)などで売上を分ける
3.有利判定
顧問税理士にシュミレーションしてもらう
ただ最終的にどちらが有利かは、結果が出ないと分からない(笑)
◆まとめ
・売上5,000万円以下の会社は消費税が節税できる
・簡易課税制度を選択する時期に注意する
・ただし絶対に有利になるとは限らない!
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