給与所得控除ってなんですか?
こんにちは、税理士の山下久幸です(*^^*)
今回は「給与所得控除」を解説します!!
◆対象者
・サラリーマンの税金の計算
・個人事業主が法人成りを考えている
給与をもらっている人全員が関係している
◆給与所得控除とは?
給与=収入(売上)
所得=利益
控除=経費
つまり、給与所得控除とは、給与の利益を計算するための「経費」
給与収入ー給与所得控除=給与の利益
よく言われるのが、「サラリーマンの必要経費」
<サラリーマンの計算>
年収ー給与所得控除=利益
500万円ー144万円=356万年 ⇒ここに税金がかかる
◆控除の金額は?
最低55万円、最大195万円
年収850万円で頭打ち
◆増税の方向性?!
ここ10年で増税になっている
»»»【国税庁】給与所得控除の推移
平成24年以前 ⇒ 上限無し、給与の5%控除
<事例>
年収2,000万円
【給与所得控除】
平成24年 ⇒ 270万円
令和3年 ⇒ 195万円
差額 75万円
75万円×43%(所得税+住民税)=約32万の増税!
◆法人にして節税の意味
<個人事業主>
売上ー経費=利益
3,000万円ー1,000万円=2,000万円 ⇒ここに税金がかかる
<法人にした場合>
売上ー経費ー役員報酬=利益
3,000万円ー1,000万円ー役員報酬1,500万円=500万円
<役員報酬(給与)の利益>
役員報酬ー給与所得控除=利益
1,500万円ー195万円=1,305万円
【法人の合計】
500万円+1,305万円=1,805万円
つまり、法人にして役員報酬をもらうと、
給与所得控除が最大195万円経費にできる!
1円も経費は増えていないのに節税になる
これが法人を作って節税ということ(^o^)
◆まとめ
・給与所得控除とは給与の経費
・控除額は最大195万円
・個人事業の人は法人も考える!
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