【OW2】ポーク構成って何すんの?
私が疑問に思っていることを書くだけの記事。読んでも何の参考にもなりません。
○そもそも構成って何よ?
書いてたけど冗長なんで省略。
チーム全員が同系統のヒーローをピックするわけでもないし、ダイブ構成といっても5人全員でダイブするだけってわけでもないし。
構成の分類とか名前を付けることに意味があるとは思わないです。
○戦術
書いてたけど冗長なんで省略。
重要なのは構成より戦術。実際に何をするか。
本題へ。
ポーク構成って何すんの?
○情報が古い
「ポーク構成」で調べても、情報が古いものが多いです。OW1の話。
タンクが2人いて、オリーサが盾を設置できていた時代です。
私はOW1の末期から始めた人間なので昔のことはあまり知らないんですが、シグマとオリーサの2盾構成は強力で、一方的に相手を攻撃して圧力をかけることができていたと思います。
(いや、2盾でもドゥーム・リーパー・ルシオ・モイラが出てたし。あれポーク構成じゃないっしょ。)
OW1のころの話をしても意味がないのでOW2の話をするんですが、OW2でポーク戦術・ポーク構成って成立するんでしょうか。
○ポーク戦術
こういうのはだらだらオーバーウォッチ2を見とけばなんとかなりますね。
私もそう思います。そういうのがポーク構成だと。
問題は、具体的にどうやってやるのか?実際にできるのか?って話で。
いくつか考えるべきことが有るので、順番に。
1.マップ・戦局
どの構成・戦術もマップ相性はあります。ポーク構成なら、コントロールやプッシュのような近距離系マップは不得意です。
あるいは、戦局によってもポークだけしても解決しない場合が多くあります。
例えば防衛する立場からすると、相手が撃ってきたなら遮蔽物に隠れているだけでいいですね。
相手は拠点やペイロードに触りに来なければならないため、中遠距離からの射撃だけでは解決しません。
近づいてくるならば、ポーク系ヒーローを追い返すのは簡単です。
遮蔽物を利用されて射撃が通らなかったり、トレーサーにペイロードを押されたりするような状況では、「ポーク構成でポークする」という戦術はあまり有用ではないかもしれません。
したがって、苦手な状況ならポーク戦術はあんまり意味がないです。そういう状況のほうがOWには多い気がします。
(なので、私は射撃系ヒーローたちにあまりいいイメージがありません。)
→多くのマップ・状況ではポーク構成・ポーク戦術は成り立たないのでは?
追記:プロのメタ構成
OWというゲームは、どうしても近距離での集団戦をするゲームになってしまいます。
OW1のGOATSのころからそうです。
OW2になっても、一部のポーク系マップ以外ではラッシュ・ダイブが基本戦術です。
ヒーローのヒットボックスは誰が使っても同じで、ライフもシールドの耐久も、プロだからって高いわけではありません。相手の射撃を避けて躱すことはほぼ不可能です。
特別に死ににくいわけではなく、プロでも撃たれたら死にます。
しかし、バケモノ級のエイムを持っているプロ集団でさえ、射撃によって有利を作るなんて戦術はほとんどしません。
では、もちろん程度によるんですが、プロよりもエイム力が劣っている一般プレイヤーたちが、射撃・ポークによってどういうゲームメイクができるのか。
相手がヌルくてずっと撃たれ続けて死ぬようなレベルの話なら、成立するかもしれませんが。
(なので私は射撃系ヒーローのアンチです。このゲームは撃ってたらなんとかなるゲームじゃないと思ってるので。
私がエイム悪いから嫉妬してるだけですが。)
2.圧力が足りるのか?
適材適所。ポーク構成はポークマップで出せば良いはずです。Circuit Royal。
が、私はCircuit Royalでポークヒーローをピックしてポーク戦術をとることに懐疑的です。
先日のマッチ。
攻撃側の私はシグマをピックします。
終わりです。ポークヒーローだけではシグマに止められます。
青チームのシグマが下がりすぎって話なのかもしれませんが、どっちにしろ相手の後衛は下がらざるを得ません。私のシグマに殺されるから。
赤チームのゲンジも、相手がポーク系ヒーローばかりなので大活躍できます。
こうなると、赤チームのアナやウィドウは打ち放題。
ポークという戦術は、「中遠距離からの射撃によって相手のリソースを消費させる」ということで有利を作ることが理想かもしれません。
が、シグマなら大してリソースを消費せずとも相手に圧力をかけに行けます。
相手の後衛はさらに下がらなければ、シグマにプレッシャーをかけられてしまいます。
しかしそこまで下がると相手へのプレッシャーが減り、ペイロードは進みます。
カーブの部分までペイロードが進めば、そこはもうポーク系ヒーローが得意な状況ではなくなっているかもしれません。
ウィドウメイカーが坂の上から撃つことは出来るでしょうが。
攻撃側でゴールに到達し、防衛側へ。
私はCircuit Royalの防衛は最初の角で抑えとけばいいと思ってます。ポークヒーローで攻めてくるなら。
相手はシグマ・アッシュ・ウィドウ・アナ・キリコ。
その構成ではこの角のシグマとゲンジを突破できない。
(もちろんそういう構成でない場合は下がって守ることも多くありますが。)
ポーク構成の強みは、中遠距離からダメージを出し相手のリソースを消費させることかもしれません。
が、この角をシグマ(+ゲンジ)に抑えられていると、相手は上手く中遠距離からダメージを出せません。エリアも狭く複数の射線を通せないし。
なので、相手はダイブしてきました。賢い。
→ポークマップでも射撃系ヒーローはシグマに止められ、圧力が足りないんじゃないか。そうならば、結局ダイブすればいいんじゃないか。
OW1のころのオリーサがいれば、圧力は十分に足りると思います。相手の攻撃は盾で防ぎ、こちらは中遠距離から攻撃し、「ストップ!」というアビリティで相手を止めて射撃をすれば大ダメージを与えることができていました。
今はそのオリーサがいないので、OW1と同じ感覚のままのポーク戦術・ポーク構成というものが成立するのかどうか。
3.技量と連携の問題
最近の競技シーンでよく見られる、ウィンストン・トレーサー・ソンブラのダイブ戦術は、もちろん高度な技量と連携が要求されます。
レートの低い野良のマッチでは上手くいかないでしょう。
これはどんな戦術にも言えることです。できないんだったらやる意味がありません。
ポーク構成・ポーク戦術についても、例えば十分なエイム力がないと、圧力をかけることができません。弾が当たらないんだから。
上の例だと、角で抑えているシグマやゲンジの頭をブチ抜き続けられるなら、ポーク系ヒーローでも問題ありませんが。
あるいは、シグマを止めるためには連携し、フォーカスを合わせておかなければなりません。
「シグマが来るから全力で盾を攻撃して消費させ、キネティックグラスプを使わせるために全力でシグマ本体も撃つんだぞ」という意思疎通ができているのならば、ポーク構成・ポーク戦術としてやりたいことができるかもしれません。
しかし、技量と連携のどちらも一般的な野良のマッチでは十分ではないかもしれません。
野良でも上位陣の試合なら、エイムもいいはずなんで成立するかもしれませんが。
いや、むしろそれほどハイレベルな試合ならば、受ける側も「一方的に撃たれてリソースを消費させられる」なんて事態にならないんじゃなかろうか。
「当たり合う直前にダイブで仕掛けられて攻撃が上手くいかない」みたいなのは競技シーンでもよく見ますが、「当たり合う前に盾を割られて前に出られないよ」みたいなのは見た覚えがありません。
→ポーク構成・ポーク戦術は概念や理想論で、現実的には成立しないんじゃないか?
参考:OWL
世界1位のチームvs世界4位のチームの試合。ポークなんてしない。
参考:OWLの別のマップ
Circuit Royal以外で、中遠距離系の戦いになりそうなマップ。
・ジャンカータウン
・ハバナ
他の試合では異なるけども、別に中遠距離だからってポーク構成が出てくるわけでもなく。
◯良いポークの例
EUのコンテンダーズ大会、Team PEPS vs SR PEAKCHECK。どちらも強豪。
Mid Town第一というマップ特性を活かし、「ポークはラッシュに強い」という概念のお手本のような試合です。
マップを広く・高く使い、相手構成の広がれないという弱点を攻め、要所ではバスティオンの高火力を発揮しています。
「射撃系ヒーローで後ろでペチペチ撃ってるだけ」がポーク構成ではありません。
「ポーク構成だ」と言うならば、立ち回りや連携も含めてこれぐらいの完成度が必要で、ポーク火力によってラッシュ構成を倒していく必要があります。
動画は↓。時間指定してあります。
まあこのマップPEPS負けるんですけどね。
○まとめ
・ポークだけに限らず、「○○構成」とかいう分類に何の意味があるのか?
・ポーク構成・ポーク戦術の理想はあるかもしれないけど、具体的にどうやるのか、実際に成り立つのか?
・Circuit Royalでもラッシュ・ダイブしときゃいいんじゃないの?
・上手い人たちはできるのかもね。しらんけど。
○極論
参考にならない動画:W杯予選 フィンランドvsアイスランド
ヌンバーニ第一でもハルトラッシュ。追い込んで弱点に突撃だ!
「○○構成」とかの概念ばかりが先行していて、具体的な戦術やら何やらへの理解が足りていないのは私だけでしょうか。
このゲームって、残念ながら撃つだけではなかなか解決しないと思うのだけども。
私はラッシュやダイブをしとけばいいと思っているので、過去の記事はだいたいそういうものです。
「中遠距離から撃ってるだけじゃ駄目だよ」と。ウィンストンとかシグマとか止まらないでしょ。
2023/05/09 山下
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