見出し画像

3年で資産2000万に到達した僕の投資術 ④【S&P500と全世界株式の両方に投資するとどうなる?】

こんにちは。インデックス投資家のウォークです。
前回の記事では、S&P500 と全世界株式について簡単に解説させて頂きました。

そして僕は下の銘柄を半々で保有しています。

【僕の保有するインデックスファンド】
①eMAXIS Slim S&P500
➁SBI・V S&P500
③eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)

配分:S&P500と全世界株式は半々で所有

今日はS&P500と全世界株式の両方に投資するメリット・デメリットを紹介していきたいと思います。






まずは結論


【メリット】
①2種類のファンドのリターンの中間を狙える
➁将来的にどちらが伸びても心穏やかでいられる


【デメリット】
①時価総額加重平均が崩れる
➁別にリスク分散にはならない

両刀使いのメリット・デメリットまとめ


S&P500と全世界株式(オールカントリー)の両方に投資するメリット


①2種類のファンドのリターンの中間を狙える


今はアメリカが世界の経済を牽引しているのはご存じかと思いますが
実は50年間では20年間以上、1位のリターンを取り続けた国はありません。

これからはインドや中国といった新興国の時代がくるかもしれません。

年代ごとの覇権国の移り変わり
引用:楽天証券


それでも、現在のアメリカの投資リターンは目を見張るものがあるのは事実です。

20年後とか知らんから、このうねりを最大限享受したいというのが多くの投資家の本音でしょう。

2010年代から両者のリターンの差は広がり続けている。
過去5年間のデータを見ても
S&P500の方がオールカントリーよりも高いリターンを示している。

S&P500と全世界株式を50%ずつ保有すれば、ちょうど中間のリターンを取ることが出来ます。

赤線のリターンとなる。
(雑な手書きですみません。)


これにより

理論的にはオルカンいいんやけど、もうちょっとだけリターンも欲しいなあといったスケベ心を叶えることが出来ます(笑)

投資にスケベ心はつきもの(笑)


➁将来的にどちらが伸びても心穏やかでいられる


僕はこのメリットを一番強調したいと思っています。

このままアメリカが覇権国であり続けるのか。
それとも、他の国がアメリカの地位に立つ日も近いのか。

未来は誰にも分かりません。

S&P500だけに投資する人は、アメリカの低迷期にどうしても
心揺さぶられることになるでしょう。

長期投資はメンタルが何よりも大事です。

メンタルを安定させファンドの握力を高めるための対策を勉強して事前準備しておくことで

どんな時も自分の投資哲学に沿った合理的な行動がとれるようになります。


S&P500低迷期にはオルカンが伸び、オルカンの低迷期にはS&P500が伸びる。
両持ちすることでS&P500単体とオルカン単体の両方に負けることは絶対になくなります。

この状態を作り出し、どんな時も心穏やかに投資できることが僕にとっての両持ちの最大のメリットだと感じています。

長期投資には鋼のメンタルが大切


S&P500と全世界株式(オールカントリー)の両方に投資するデメリット


①時価総額加重平均が崩れる



よく言われるデメリットがこれになります。
この配分が両持ちをすることによって少し変わるんですね。

時価総額加重平均は、各企業の時価総額(株価×発行済株式数)に応じて、指数内での重要度を決定する方式。時価総額の大きい企業(大型株)の動きが指数に大きく反映されるため、株式市場の実態をより正確に表現できると考えられている。


以下の図をご覧ください。
両持ちをすると銘柄の構成比が変化するのがお分かりかと思います。

それぞれのファンドの銘柄の構成比

また、国・地域別の比率を見ると、S&P500は当然ながら米国株100%。

全世界株式は64.7%(全世界株式の指数=MSCI ACWIの米国株比率)。半々で買うと、82.3%となります。


要は2本買うことで米国株の比率が8割になるわけです。
またオルカン一本に比べて他の先進国や途上国の割合が少なくなります。


例えるなら

アメリカ株をステーキ、その他の国の株を野菜とすると

オルカンが時価総額加重平均さんという一流の栄養士を雇って作った
栄養配分が完璧な『1日分の野菜がとれる!健康ステーキ弁当』を

S&P500と混ぜ合わせることで『ボリュームたっぷり!ガッツリステーキ弁当(野菜少なめ)』にしてしまう。

こんな感じでしょうか?

それで、健康にうるさい方々から怒られてしまうという訳ですね。

まぁ、理論上完璧ではなくても美味しいですし、野菜も入ってはいるのでそこまで大きなデメリットではないと思います。

投資は理論より実益が大事だと思っています。


➁別にリスク分散にはならない


これはデメリットというか、確認事項みたいなものなのですが、違う種類の株式ファンドをいくら買っても、株式は株式です。

S&P500と全世界株式(オールカントリー)の両方に投資してもたくさんの種類の株式を持っているだけですので

景気に暗雲がたち込み不況になれば、仲良く株価は下落してしまうでしょう。

水タイプのポケモンをいっぱい持っていても電気タイプのポケモンには対処できないのと同じですね。


そもそもS&P500と全世界株式(オールカントリー)の構成銘柄はかなり被っています。

両方、時価総額加重平均さんという一流の栄養士によって作られていますからね。

似たもの同士、上がる時には一緒に上昇し、下がる時には一緒に下落します。

両者の構成寧柄はかなり被っている。



資産の下落を抑えたいという目的であれば、株式と逆の値動きをする債券などをポートフォリオに組み込む必要があります。


まとめ

今回は、S&P500と全世界株式(オールカントリー)の両方に投資するメリット・デメリットをお伝えしました。

【メリット】
S&P500と全世界株式を50%ずつ保有すれば、ちょうど中間のリターンを取ることが出来る。
・S&P500低迷期にはオルカンが伸び、オルカンの低迷期にはS&P500が伸びることで、どんな時も心穏やかに投資できる。

【デメリット】
両持ちをすると銘柄の構成比が変化してしまう。
これにより時価総額加重平均さんという一流の栄養士に怒られる。


個人的には両持ちすることで両者のちょうど中間のリターンを取ることが出来るため

もっとリターンを得たいといった変なスケベ心が出ず、メンタルが安定したと感じています。

今のところは、デメリットよりメリットを感じることの方が多いので個人的にはおススメできる手法です。

【結論】旨いものはやっぱり混ぜても旨かった!


to be continued///

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?