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#7 肝機能《健康診断のすゝめ》補足

やま施術院のPodcastで取り上げたテーマやトピックを補足するものを羅列しています。

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肝機能検査

単位:U/L(ユニットパーリットル)国際単位である IU/Lが使用される。

正常値(施設や自治体によって多少の上下がある)
・GOT:10〜40 IU/L
・GPT:5〜45IU/L
・γ-GTP:男性70 IU/L以下、女性30 IU/L以下

つまり、数値が高い=細胞の破壊が行われている、よくない。と捉えられる。
低い数値を目指しましょう。

酵素について

・GOT(グルタミン酸オキサロ酢酸トランスアミナーゼ)
近年GOTをAST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)と呼んでいる。
その他細胞や組織にも存在(心臓の筋肉や手足の筋肉、血液の赤血球の中など)

・GPT(グルタミン酸ピルビン酸トランスアミナーゼ)
近年GPTをALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)と呼んでいる。
これは肝細胞のみに存在

GOTとGPTはほとんど同じはたらきの酵素です。


心筋梗塞や筋肉がこわれた場合、あるいは赤血球がこわれた場合(溶血)には、GOTの値だけが上がってGPTの値は上がらないことがあります。

肝臓の細胞がこわれたときには、多くの場合GOTとGPTがいっしょに増加します。

それぞれの数値の上昇による考えられる疾患

スクリーンショット 2020-07-08 午後4.09.43

・γ-GTP(γグルタミルトランスペプチダーゼ)

肝臓の解毒作用に関係している酵素

肝臓や胆管の細胞がこわれると血液中にγ-GTPが血液の中に流れ出てくることから、「逸脱酵素」といわれます。そのため、γ-GTPは肝臓や胆管の細胞がこわれたことの指標として利用されています。γ-GTPが血液中に多くなっても、それ自体が何か悪い影響をおよぼすことはありません。γ-GTPが高くなる疾患には、肝臓の細胞が破壊される肝炎、肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝などがあり、胆石や胆道がんなどで胆道がつまった場合にも高くなります。(血中濃度が上がる)




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