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アウトドアと健康

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アウトドアアクティビティと健康と豊かさ(身体的・社会的・精神的な総合的な幸福や健康)の関連について医学的根拠と推論を交えて書いています。 それと単純にアウトドアを楽しんできたこ…
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#ストレス

トレイルランニングとウェルネス④

前回はトレイルランニングによる身体(運動器系)への影響をざっくりと書いてみましたが、四回目は内部である脳と内分泌系に関連したことを述べてみたいと思います。 身体へのアプローチが主な生業ですが、内臓や目に見えないホルモンや神経、代謝の話も大好物です。 では参りましょう。 脳への影響前回の投稿では外で運動すると記憶の定着が良くなるよー、ということを書きましたが他にも色々と脳への影響もあります。 ①脳幹でのセロトニンの分泌ランニングをするとセロトニンが脳幹で作られる。 セロ

トレイルランニングとウェルネス③

いい加減本業であるトレイルランニング のカラダへの影響について書きます。 精神論に偏りがちなのもアンバランスですからね。 カラダへの影響⑴筋力、持久力が身につく 当然運動なので筋肉もつくし、体力(持久力:有酸素能力)も上がります。 トレイルランニングをすることで基礎体力が上がればそのまま日常生活での疲労軽減、仕事の集中力の維持などに繋がるのは容易にイメージできると思います。 カラダへの影響⑵マラソンよりも強くなれる ⑴の続きです。 舗装路のマラソンも長距離を走る運動な

トレイルランニングとウェルネス②

引き続き、トレイルランニングとウェルネスについて 体験の不足情報過多な現代社会だと身を持って知る(体験知)が極端に減りすぎてしまい、それが幸福度の低下や運動機能の低下を招いていると推測されている。 情報>体験 これまで経済的に反映してきた社会(高度経済成長期)だと情報を得ることがそのまま幸福度に繋がる。(情報を誰よりも早く手に入れることが経済的豊かさに繋がり、生活の質の向上に直結していた。今でもかな?) しかし、経済的に頭打ちになりつつある時代とともに自然災害の数が増

トレイルランニングとウェルネス

今年は見て頂いている多くの方へ役に立つ記事を優先的に書こうと思っております。 まず、今現在の私の生活で欠かすことのできない生活の一部でもあるトレイルランニングに関して『健康(Health:ヘルスおよびWellness:ウェルネス)』というフィルターを通して書き出してみようと思います。 着地地点としては「外遊び楽しもうぜ!」といったアウトドアマンによるステレオタイプな結論に至るのですが、その道筋を医学的な目線も踏まえて述べていきたいと思います。 トレイルランニングとは そも