運輸業とは?需要の高い運輸業の基礎知識を解説
運輸業とはさまざまなものを運ぶ仕事です。インターネットが普及した現代では、ネット通販の利用などに欠かせません。しかし、運輸業にはさまざまな仕事があることを知らない人も多いのではないでしょうか。今回の記事では意外な運輸業の仕事や職業についてご紹介します。
今後も需要の増加が予想される運輸業界。興味のある方はぜひ本記事を参考にしてください。
運輸業とは
運輸業はさまざまな種類の「もの」を運ぶ仕事です。「もの」は食品や製品などの物質だけではありません。「人」を運ぶ役割も含まれます。ものによって運送方法やサービス提供方法の異なる点が運輸業の特徴です。
総務省の日本標準産業分類では「鉄道、自動車、船舶、航空機又はその他の運送用具による旅客、貨物の運送業、倉庫業、運輸に附帯するサービス業を営む事業所」を運輸業と定義しています。
また、さらに詳細な中分類を7つに区別しており、それぞれを以下のとおりに定義しています。
鉄道業:鉄道,軌道及び索道により旅客又は貨物の運送を行う事業所
道路旅客運送業:主として自動車等により旅客の運送を行う事業所
道路貨物運送業:主として自動車等により貨物の運送を行う事業所
水運業:海洋、沿海、港湾、河川、湖沼において船舶により旅客又は貨物の運送を行う事業所
航空運輸業:航空機により旅客又は貨物の運送を行う事業所及び航空機を使用して航空運送以外の行為の請負を行う事業所
倉庫業:倉庫業を営む事業所
運輸に付帯するサービス業:鉄道、自動車、船舶及び航空機による運送に附帯するサービスを提供する事業所
鉄道業
鉄道を利用して人および貨物の運送をおこなう仕事です。運転する仕事のみならず、車両や線路の補修なども鉄道業に含まれます。
職業例|鉄道事業、駅、ケーブルカー業、リフト業など
道路旅客運送業
一般の道路を利用して人を運送する仕事です。
職業例|バス業、タクシー業、人力車業など
道路貨物運送業
一般の道路を利用して物を運送する仕事です。代表的な企業としてはクロネコヤマトや佐川急便などがイメージしやすいでしょう。道路旅客運送業との違いは「貨物」を運ぶか「人」を運ぶかの違いです。
職業例|一般貨物自動車運送業、集配利用運送業など
水運業
海や川などの水路を利用して人や貨物を運送する仕事です。「貨物」と「人」で分類を大別はされていません。詳細な分類では区別されますが、大きな分類では水路を利用した運送はすべて水運業です。
職業例|外航旅客定期航路業、外航貨物定期航路業、港湾内遊覧船業など
航空運輸業
空路を利用して人や貨物を運送する仕事です。
職業例|航空運送業、航空機使用業など
倉庫業
商品や物資の保管、管理などをおこなう仕事です。単に保管するだけでなく入庫や出庫、ピッキングなども含まれます。
職業例|普通倉庫業、冷蔵倉庫業など
運輸に付帯するサービス業
運輸業をサポートする補助的な役割の仕事です。高速道路を提供するNEXCOや各地の空港などが分かりやすいでしょう。
職業例|自動車道業、バスターミナル業、国際空港など
まとめ
今回は運輸業の仕事や具体的な職業についてご紹介しました。運輸業を大きく分けると「陸・海・空」の3つです。すべて運輸業ではありますが特性はそれぞれ異なります。さらに深堀して運輸業の魅力を探してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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