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社長のハラペチーニョ

弊社社長 しい鳩子の畑には
ハラペーニョが植えてある


ハラペーニョ◯ ハラペチーニョ✕

ずいぶん育って収穫が始まったのだが
どんなに言っても社長は「ハラペチーニョ」としか言えない

お察しのよい方はきっと
「ああ フラペチーノに引っ張られてるな」
とおわかりだろう

しかし本人はそれにも気づいていないと思う
恐ろしいのはどうやら

わざとではないことだ

基本社長は「コーヒー通はスタバに行かない」
という説を強く信じているし
行ってもブラックしか頼まないことが
コーヒー好きの嗜みだと信じているので
フラペチーノは邪道なのだ

社長は以前
「飲むと喉にいいらしい」という
プロポリスの話をしていて
「殺すの?」と聞いてきたことがあった

「かわいそう」だとか
なんだか噛み合わないことを言ってるなと思っていたら
「黒っぽいリスだと思った」
のだそうだ

そんな仕上がりのひとなのだから
ハラペチーニョでも仕方ないのだ

俺は辛いものが大好きで
道の駅に寄ったりすると
青唐辛子的なものを買っては
醤油やナンプラーに漬けて
日々のおかずの味変に使ったりしているが
ここで社長の母が登場する

弊社社長の母は会話中
ナンプラー
プランター
タンブラーランダムに混同する

文脈から読み取れば
理解できないことはない

放って置こうとも思ったが
あまりに滅茶苦茶に入り交じるので
正気を保つことが難しくなって
「プランターですよね タンブラーは土ちょっとしか入らないですね」
とか
「ナンプラーですね プランター入れたら春雨サラダだいなしですよ」
とか
と優しく突っ込み続けることにした

他にも社長母は
「レシピ」が「レピシ」になり
火を付ける「チャッカマン」が「カッチャマン」になる

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