見出し画像

20190113 マラソン出場

2019屏東高樹蜜鄉國際馬拉松

ちょい仮眠。夜中3時。
「チャン兄号」で行くメンバーと、安平古堡のセブンイレブン前で待ち合わせ。
ぼーっとしながら乗り合い車で途中コンビニでオニギリ買うたりして屏東(ピントン)まで。
今回のチームのメンバーの一人の実家が屏東にあって、その家を拠点とする。
そこまで各々が集合して、マラソン参加者に配布されているTシャツや、タイムレコーダーのためのセンサーを靴につけたりして準備する。
ゼッケンにちゃんと「山崎達也」とプリントされてるのにちょい感動。
紙やけど。


まだまだ夜明け前。
お父さんのトラックの荷台に乗せられて15人くらいがドナドナ状態で会場へ。腰に爆弾持ってる自分としてはギューギューなんがちょい怖い。どんぐらい距離があるのかも怖いが、荷台に乗せられて町を走るなんてことはまず無い経験なので楽しさのほうが勝つ。

暗いのでよく会場の状況が見えなくて分からないが、メイン会場はどうやら「高樹國中」という中学校の校庭で、テントがいっぱい建っておりメインステージや露店などもある。現場でも「おーきたか」とさらにメンバーが拡大して20人超えくらいにはなったんではなかろうか。自分は言葉もできひんし、下手したら一番年長なくらいのおっさんやし、あくまでも入れてもろてるので脇で大人しゅうしとく。そうこうしてる内に出発の時間も近づいてきて、重低音の流れる中、リズムに合わせて準備運動。
激しすぎ。
会場に居る何千人の老若男女がみんなディスコ状態。

会場からちょい歩いて、大混雑のスタート地点。
どうやらもうスタートしてる様子やけど、あまりにも人が多いのでまだ動き出してない。スマホで記念撮影したりして、ようやく動き出す。どこまで走れるか、小走りで進んでいくが、一瞬でバテる。
ああ、Cooperさんが抜かしていく。
マラソンはまるで数値のように、目に見えて人より筋力、体力の無さを痛感する残酷な競技やなと知る。

給水所がスゴイ。
水、スポーツドリンクは元より、バナナはまあエネルギー補給であるとして、旬のフルーツやなんか煮物みたいなんもある。
どういうことなんこれ。
もちろん端から味見する。



やってしまったら帰ることも出来んので、絶対に足首をグネんようにだけしとこう。早歩きででも。と思ったけども、早歩きですらしんどいことが分かる。
おちょけながらの子供達にも抜かれ、
ゲラゲラ笑いながら雑談の女性にも全く抜かれ、
あの兄ちゃん小太りでハゲてるから親近感あるわと付いていこうとしたらえらい早くて、じゃああの人を目標についていこうとマークしてた、ゆっくりなおばちゃんにも遠く遠く離されていく。。ああ。
更に目標を低めに設定してもことごとく置いていかれて
もし異星人が攻めてきて殺人光線から一斉に逃げなアカン状況が来たら、結構早めにビビーってやられて死ぬパターンやん。
頭に巻いてたタオルとメガネ、そしてゼッケンだけがその場に残るパターンやん。
俺なんの為にこのミズノの靴を1万ナンボで買うたんや、しかも中敷入れたら二万ほどかかっとるやん!。これ大阪国際マラソンモデルやで。
ある意味大阪背負ってるねんで。
背負ってるかー!

そんな現実逃避をしながら、小走りでも進んでればええんやけども、もう全く走ってない。歩いてる。
「だってしんどいもん」と、あきらめて普通に散歩してる。
次の給水所がおやつポイントとして楽しみな散歩と化してる。


さすがに風景は日本ではない南国感。
ここらは昔からあんまり変わらん景色やねんやろな。
山際のバナナ畑にかかる朝焼けが綺麗。

抜かりなく給水所を楽しみ、ようやくゴールの学校へ。
花道みたいになっており、メンバーがワーっと迎えてくれるので、そこだけは走ってゴールする。歩いてただけにもかかわらず足ダメージがかなりキてる。
ちゅうことでゴール地点でメダルをかけられて完歩ーー!
ごちそうさまでしたー!

ゲートをくぐったら靴につけてたメカでちゃんとしたタイムが記録された紙がプリントされてもらえる。すごいな!ハイテクやな!
そして参加者にはパンやら景品やらがもらえるので、ユキ姉に連れてってもろて色々済ます。


ちゅうことで引き上げ。
帰りも荷台に揺れられて。
夜中には全く見えんかった景色も、昼間ならこんなところを走ってきたんかとバナナの木が生い茂る地帯をみて思う。まさに台湾の田舎って感じ。

みんなと別れて「チャン兄号組」は「旗山」という地にある「咕便所コーヒー」というなんでそんな名前にしたんよちゅう、めっちゃオシャレなカフェで一休み。マラソンメンバーの彼女がやってるお店。珈琲めっちゃこだわってそう。
一部が畳になってたのでチャン兄なんか完全に寝てる。
運転にマラソンやもんね。お疲れ様。
この旗山はバナナで有名な土地だそうで、たしかに日本統治時代の地図をみたときに旗山バナナ畑という印象が残ってた。
みんなで老街見学に行く。
もうめっちゃ賑やかな老街やん!!新化のような映画村のような建物のストリートは土産もん屋だらけ。休日ってのもあるけど、めっちゃ観光地なんや。
バナナを素材にしたお菓子などが並んでて、地元の人が教えてくれた有名なバナナケーキがあったんやけど、マラソン上がりでさすがにそれはええわと。ああ、できたらもっとゆっくり見学したい。

帰り道にある、どうやら美味い店らしいベトナム料理の店でオススメのカレーを食う。たしかに美味い。台湾でめし食べてる感じではない異国のめし。
そして越南珈琲と書いてベトナムコーヒー。50元。
日本で店出したら女子大行列間違い無しの映えビジュアル系。
きちんと混ぜて甘いのをずっと飲むか、あんまり混ぜんと苦い&激甘を楽しむか。
ユキ姉は最初に全部混ぜて「あっま~」言いながら飲んでたけど、俺は後者にして練乳部分残した。それでも甘いよ。


台湾にはベトナムの方が多く、越南(ベトナム)料理店も多いので日本と比べてもポジションがちょいちゃうんかも知れんけど、
サツマイモやカモの血のアレや、台湾バジルが入ってる台湾越南料理を食べて思うのは、日本のベトナム料理も、日本の食材を使うしかないので、かなりアレンジされてるんやろうなと異国の異国料理を食べて気付く。
そう考えたら、日本料理も「調達できる食材、調味料」によって、世界各国で様々なんやろな。
醤油が甘いだけでも料理の味って変わるもんな。


サポートしてして下さったお金は、新作の活動資金とさせていただきます。