ハードモード2023年と「愛する」2024年

皆さま、今年も大変お世話になりました!

2023年は労働労働労働!で限界がきて、療養療養療養!な1年でした。駆け込みで年内に労働に復帰したものの、やっぱりまだ本調子とは言えなくて、まあぼちぼちかな~というところ。

これまで適度に図太くメンタルブレイクとは無縁だと自認して生きてきたつもり。だけど折角「うつ」と診断されたし、この機会に鬱を抱えてる人たちのエッセイ集を読んでみたところやたら出てくる「太宰治」というワード。
私も小中学生のときに太宰がマジで大大大好きだったので「素質あるやんけ!!!」と笑ってしまった。
特に『斜陽』を読んだときの重い気持ちは今でも覚えていて、やるせない暗さに心地よさを覚えるという……『人間失格』も大好きすぎて繰り返し読んでたな……。
なんというか内向的で薄暗いものと元々相性がいいみたいです!そして15年の時を経て見事に伏線回収してしまった!

とまあそんなこんなで骨折みたいに「折れた骨がくっついて、元通りです!」という意味での「治る」という概念はないので、上手いこと自分を把握して対処法を見つけていきたいなあと思っています。

そんな自分の内側がてんやわんやして大変だった1年だったのですが、そのぶん最高の友人たちに恵まれているなあと胸がいっぱいになった1年でもありました。

本当に優しくて思いやりのある人間が周りに多すぎて、びっくりしちゃう!
言葉にするとあまりにもシンプルになってしまうけれど、そもそも優しいって難しくないですか。
すべてを肯定して甘やかすことは決して優しさではないし、知ったふうに慰めることも所詮一過性のものに過ぎない。
それでも、できるだけ知ろうとして寄り添おうと心を砕いてくれた人たち。できるだけ態度を変えずにただ心を配ってくれた人たち。そんな人たちに私はたしかに優しくされていたなあと感じます。

いや、本当にすげ~~~な。誰かに優しくするとか思いやるとかとても高度な技術だと思うんですが、それを持ちうる人間がこうも周りに多いなんてこと……あるんだよなあ。
これはもう私の前世がめちゃくちゃ徳を積んだ人間か、逆に数多の人間に嫌われ孤独に死んだ代わりの恵まれた今世としか思えない。豪運すぎる。

そんな最高すぎる友人たちにあまりにも助けられた2023年だったので、2024年は「愛する」ことをちゃんとやっていきたいです。

来年は30歳の年になり、同い年の友人たちとは所謂ライフステージとやらのひとつの分岐点を迎えるわけで。
10代の時の宿題や学校の話、20代前半の時の慣れない社会人生活とか、同じコミュニティで過ごした故の共通の話題はすべて過去のものになり、現在進行形の話は完全に独立した全く別の話になるだろう。
年齢で区切るなんてナンセンスだな~とは思うけれど、それぞれの人生を歩む上では必然なことだとも思う。
あまりの変化と違いに、隣の芝が青く見えるかもしれない。時には疎外感を感じたり、ちっぽけなプライドが邪魔をして尊大に振る舞いそうになるかもしれない。

それでも「もう話があわなくなった」「変わってしまった」なんてクソみたいな自分都合の理由で、愛することから逃げないようにしたい。

置かれている環境に振り回されず、目の前にいる人自身を手放さないようにしたい。自分が傷つかないためには手放したほうが楽な時もあるだろうけれど、そんな一瞬の痛みから逃れたいがために失ってよい友人なんていないぞ!!!と己に強く言い聞かせたい。
(だいたい本物の傷は予見できるものではないし、気づいた頃にはすでに深く負っている…)

もちろん人間関係なんてお互いの気持ちあってこそなので「おまえはジョジョと福本作品の話しかしなくてつまんねえな」と言われてしまえば、悲しいことにそれまでなんですが…。

見返りを求めるでもなく、かといって一方的に捧げるものでもなく。相互努力の上で成り立つ関係を全身全霊で愛していきたい。
最高の友人たちにとっての最高の友人になれるように精進すっぞ✊

という決意表明を以て、振り返りを終わろうと思います!

皆さま、今年はご心配おかけしました。来年もよろしくお願いします!!!

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