気がついたら20代最後の夏だった
クソうるさいだけのセミに囲まれ、じっとりした熱風に吹かれて、人間でいることに疲れたけど畜生になるのも気後れするそんな気持ちで胸がいっぱいです。
結局今のところ何者にもなれなかったし、いよいよ30代に突入するけど見た目が老けてるからまあいいか。
同年代のライフプランや今までの軌跡なんかと比べると俺なんか赤ちゃん同然なんだろうな。
この一瞬一瞬が確実に死に向かって突き進んでるはずなのに「まあいいか」くらいの危機感しかないし、その癖思い出したように焦燥感が波のように押し寄せるけど基