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フリックの先にある一等地

結論
「ボトムビューからご利用ガイドを取っ払って一等地を活用しよう」

お金を掛けてやっとの思いで集客したお客さんもトップページにアクセスしたらたった2秒で離脱する。逃したくなかったらファーストビューに訴求力の強い要素を詰め込もう。そう言われて、ディスプレイの解像度の高さでキャプチャにガイド線を引いて、その中に商品をできるだけ詰め込んできました。

ところが今やどうでしょう。ファーストビューには大きな画像がどかーんと居座っているのが主流。スマホ時代においては1枚の写真の訴求力がすべてだし、スクロールが前提なのでファーストビュー至上主義は廃れました。スマホをいじっている様子をよーく観察すると下から上にフリックする動作が目につきます。みんな離脱の前にスクロールしてるんです。

iPhoneやMacのトラックパッド登場時にスクロールの気持ち良さがフィーチャーされたけど、慣性力という物理法則をプログラミングで実装したことで、人はスクロールの快楽を覚えました。行き着く先はページの一番下。袋小路の行き止まり。いやでも立ち止まる滞在エリア。そんなヒートマップで赤くなるポイントに、代わり映えのしない「ご利用ガイド」を置いてませんか?しかも全ページに?ああもったいない!

雑誌をひっくり返した一番後ろのページは表4って言って広告費が一番高い一等地なんです。上から優先度の高い順に要素を並べてるなら、試しに発想をひっくり返してボトムビューに目を向けてはどう?隠れた一等地に可能性が眠っているかもしれません。

#ネットショップ

(photo credit: PMillera4 via photopin cc

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