秋蒔きの畑、収穫の時
厳しい冬を耐え忍んだ、秋蒔きの種たちは今収穫の時。
私にしては大収穫のスナップエンドウ。
なるべく放っておいても土に還るもので作りたい、とプラ製の支柱を買ってくることをせず、竹を割いて支柱にするなどしていた。
しかし竹を割いただけの支柱は耐久性がないので、見事になぎ倒されてしまった。
スナップエンドウたちはどこにつかまっていいかわからず完全に迷子になって隣の株と絡み合っている。完全にカオス。
そんな中でもしっかり花を咲かせてさやを太らせてくれた。
真緑のこんがらがった蔓の中からえんどう豆を見つけて収穫するのは宝探しのようで面白い。
3歳次女は夢中で探して収穫してくれた。
ともすれば私より見つけるのが早い。若さを見せつけられた。
炭火で焼けば弾ける甘さ。
その日の夕食のBBQで美味しく頂いた。
ここ2年ほど2週間に一回くらいしか世話できない、という過酷な条件で野菜作りに挑戦してきた。
最初はまず芽が出なかったり、土や日当たりが悪くて生育が遅かったり、動物たちに食べられてしまったり、種を蒔いても撒いてもいつのまにか消失している、というのの繰り返しだったが、なんとか収穫までこぎつけるようになってきた。
元はべちょべちょの水捌けの悪い放置竹林だったことを考えると、土壌が改善していることがわかり感慨深い。
フルーツ部門では、可憐な梨の花が咲き続けていた。
去年何者かに花をパクリと食べられてしまったので、対策をすべきだったが、そのままで帰ってきてしまった。
心配である。
冬の間、葉を真っ赤にして耐えていたいちごは元気いっぱい。大きな葉を茂らせて花も咲かせていた。ただ、厳重にネットをしていたためか、受粉に失敗しているかも?少しネットが粗くなるように巻き直した。
周辺ではへびいちごやふゆいちごなど、ワイルドなベリーたちがたくさん花を咲かせていた。
マルハナバチやクマバチがたくさん集まっていたので、受粉してくれる虫はいるはずなのだ。
2週間前来た時に、細いけど一部収穫しちゃいましょう、なんて言っていた大根がこんなになっていて笑ってしまった。
大根の根っこに蓄えたパワー大放出でにょきんと上に伸びていた。
地上にエネルギーを送ってしまい、大半の大根は痩せ細っていたが、まだまだ太いものを収穫して味見した。
繊維、強すぎ。とうが立つとはこのことか…と身に染みる味だった。
育ちすぎた大根は根元で葉を切り落とし、根は植ったまま、葉はその上に置いておいた。
半年かけて集めた窒素を土壌に吸収させる。
次に何か植えたときにものすごく栄養豊富な土になっていることでしょう。
壊れていたチェーンソーが復活し、夫がさくさくっと新しいイスを製作していた。
なかなかかわいい。
過ごしやすい季節のキャンプは快適で楽しかった。
来るゴールデンウイークはたくさん山で過ごせるといいな。
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