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2020年CC7備忘録

今年のCC7は準備の段階からかなり力を入れていたため、備忘録として記録を残しておきます。

大会1か月前~プログラム公表まで

OLCルーパーのM選手のスマホ待ち受けが菅平高原であることにTwitterで気づき、予想コース組まねばなあと思い始める←

最近は京大OBの団体戦レベルの若手が結構加入し、今年は1軍厳しいなぁ~とか思いつつ、予想コースはみんなのためになるやろととりあえずざっくり組むことにする。ZOOMは対策地図読みで声をかけやすいのでとても便利。

地図読みの際は航空写真と照らし合わせ、植生がどんな感じかイメージした。また、過去にCC7で菅平に入った先輩の情報からも、結構難しいのでは?と怯え始める。

CC7対策

▲ 何も考えずに組んでた結果、最終的に置きたいところ90個くらい置いていた

また、CC7のコース自体の対策として、過去のCC7のコースを読むなどして、プランナーの特性をつかむ地図読みもした。

プログラム公表~大会直前まで

プログラムが公表されてからは会場やビジュアルの場所が分かるのでここから本格予想を始める。

・縮尺は1:7500。思ったより範囲狭まりそう。

・2本柵の写真。物理的に通れんやろ。しかも会場すぐ南は2本柵表記になっていたため、南西は使わないだろうと予想。

・バタフライ組むとアップえげつなくね?

・ビジュアル後10分てウイニングの1/3だから1 km超えるやん

くらいのことを考えた。

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▲ 最後の方の予想コース。結局北はアニマルパラダイスになっていて使われなかった。(そもそも地図に入りきらず、さらに道が走れなかった)

また、9月頭くらいの対策地図読みでリレー1軍メンバーを決めた。コロナ禍もあり最近の大会成績で比較もできないので、主要メンバー(3人は決まっていた)の投票により選考を行った。トレの状況なども考慮され、自分は幸運にも1軍に選んでもらった。

しかし、見通しが良く下草の多いテレインは、スピードが出せず苦手であり、加えて片斜テレインも苦手であるところだった。そこで2週間前からは読図走を普段のトレーニングに取り入れた。

読図走は臨場感を重視して、

・読めてないときは減速または止まって読む

・実際にテレインを走っているくらいの間隔でマップコンタクトをとる

の2点を重視した。

たいてい夜に練習していたのでヘッドライトをちらつかせながら時折立ち止まる不審者と化していた。

前日

チームメンバーの後輩から発破をかけられる。

具体的な目標としては、

1. 同時出走の練馬に離されず帰ってくる

2. 5分前のKOLAを捉える

3. 後続(主にES, 京葉, 入間, トータス)から逃げ切る

であった。1から順に実現可能度が高いと考えていて、結果的に1, 2は達成できて、3はまあ無理だった。みんな速すぎた。

当日

ほぼ個人戦のようなスタートということもあり、一斉スタート特有の緊張感は薄かった。ただ、CC7はここ毎年戦犯級の遅さを誇っていたため、普通に緊張した。以下アナリシス。

前半

△まで:練馬に引っ張ってもらう。ペース速い。やや後ろについてコース全体の流れを確認して長めのレッグに注意だなとなる。事前情報と会場の様子からラフオープンはかなり足場が悪いと踏んで道を使えるだけ使うプランにしようと念頭に置く。

△→1:オープンを切って道に乗り、沢を切ってから左手の藪を巻く感じで行く。プラン通りで調子良し。練馬とはここで分かれてしまった。

1→2:直進で沢を切った先のオープン角。

2→3:直進で道に出た時両側の曲がりで補正しつつ行く。脱出の藪でもたついたのち、オープンに木が無限にあってどれか分からない。コンパスと傾斜で補正した。

3→4:想定内の長めのレッグ。登りなので基本深い沢沿い左にエイミングオフする。平らな尾根の真ん中の岩。道沿いの独立樹からも直進でよかったが、無駄に高さ合わせようとして上の道の曲がりからコンタ。最後藪につられたのと、4の奥の沢とイメージが若干混同してしまいミス。ESに追いつかれる。

4→5:溝に当てて上にたどる。脱出でトータスや入間を見る。焦る。

5→6:道に脱出後、沢を切って道の曲がりから左手の斜面へ。テラスの淵っぽいイメージ。ESに引き離される。曲がりっぽいのを遠めに見て離れるが、藪の形がイメージと合わず。奥に等高線2本の斜面を感じてテラスに乗り、淵っぽいとこを見つける。入間に先に脱出される。

6→7:見通しがきくのでまっすぐ。7手前の道の曲がりで補正。入間は脱出を出戻りにし、アタックで先行する。

7→8:道を極力引っ張り、曲がりから右にエイミングオフで当てる。入間を引き離すためダッシュするが、くねくねでタイムロス。8の手前で隣ポを見るが、傾斜変換に着いていないのでスルー。沢と誤認していた。KOLAを捉える。

8→9:まっすぐか迷うが道に出て脱出する人を見る作戦。京葉も同じ作戦だったらしい。最初道をオーバーランし、溝をたどってしまう。多分入間と京葉に先行されたと思う。

後半

10→11:会場と誘導が見える想定で直進。下り以外はいいスピードが出た。

11→12:勝負レッグだなと思う。12の周りで傾斜が詰まると思ったので、奥の森沿いに下る作戦。大阪OLCのベテラン選手は通りやすいところを通るのがうまかった。斜面を登り切り作戦通りに進むが、傾斜を感じられず、また、入間と京葉が戻ってきたのを見て下りすぎかとつられる。入間と京葉は隣ポだったのでそこからやり直し。

12→13:上で柵にエイミングオフし、曲がりから下る。途中から集団になりつられる。オープンはあるが柵の曲がりがない斜面から下り、違和感を感じたら14だった。戻る。入間と京葉には完全に置いて行かれる。

13→14:斜面沿いにダッシュで戻る。当然の赤ラップ。

14→15:道の分岐から斜面に沿うイメージ。トータスにも当然のように先行されている。

15→16:柵の角から森を切り、藪に沿ってオープンを進む。柵の曲がりがわからずとりあえずオープンを目指した。

総括

・長めのレッグでのルートミス、アタックミスで巡行削られてるイメージ。斜面に引っ張られずバシッと最後まで当てる実行が必要(片斜の課題)。

・11→12はコントロール右のC藪の塊を使うべきだった。

参考

▲ 参考までに2走で走ったときはこのプランで減速無く区間1位ラップだった。

・ラフオープンの走行スピードの見積もりが甘かった。道たどりすぎ。

・ベテラン選手との競り合いは楽しい。


苦手なテレインでも対策と練習である程度うまくいったのは良かった。ただし、細かいミスも多く、トップとは大きく差が開いてしまったのでまだまだ弱点は改善しないといけないです。

遠い目標ですが、自分がベテラン世代になったときもこれくらいの実力を維持しておきたい。

以上。つぎはマスターズプレ大会、楽しむぞ。

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