見出し画像

有機農業教室で大根を植えた

昨日は月1回の有機農業教室。
午後から雨の予報で、午前中に実習。
まだまだ残暑厳しい日だったので、畑に立った途端に汗が吹き出す。

畝を作る場所の草取りをし、耕した時に青草が土に入り込まないようにする。なぜなら青草が土に入ると有機酸とガス、熱が発生して野菜の根を痛めたり害虫が増えたりするため。
次に備中鍬でリズミカルに耕す。

土の中からは、ミミズやこがね虫の幼虫、アリの巣が顔を出す。
幼虫は野菜に害があるので取り除く。
5メートルの畝を汗だくで耕す。

畝の真ん中には完熟牛糞堆肥を、両サイドにはぼかし肥料を

先生に指導してもらいながら、肥料と土がミルフィール状になるように
高畝を作る。

次に大根の種を植える。
3センチの深さの穴に5粒。株の間は25センチ。
大根の種は光を嫌うので土をかけて上から抑える。
最後に籾殻を全体的に薄く撒く。これで完成。水はやらない。

午後からは座学。
今日のテーマは「人はなぜ野菜を食べないといけないのか」

① 植物性タンパク質が摂れる
② 人の必須ミネラル28種類のうち野菜から18種類を摂れる
③ ビタミンはほぼ大部分を野菜から摂れる
④ 食物繊維、機能性成分(ポリフェノール・カロテノイド・含硫化合物)も野菜から摂取できる。
人間の体を健康に保つために必要な栄養素は野菜がほぼ持っている、ということになる。

当然、これらの野菜に含まれている栄養成分は、土の良し悪しで含有量に差異があると言われている。

環境を保全しつつ、母乳汚染を避け、人々の健康を守る安全な野菜や米を育てる土作りがいかに大切かを学ぶ。
「どれ程、都市的でかつ近代的な暮らしを続けても、人間は土の産物であることは間違いない。いい土を作ることこそ、いい人間を作り、いい社会を作る基礎なのである。だから有機農業は大切であり、挑戦してみる価値がある。」と。

朝は太陽の光を浴びて、衣服が水をかぶったように汗をかき、午後からは新鮮で刺激的な講義を受け、今日も実り多き1日。

講師の先生、スタッフの皆さん、暑い中ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?