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便秘のときの養生法

便秘」とは、「便がでない」ことです。

便秘の定義
① 排便の回数が週に3回未満であるもの。
② 3日以上、便がでないもの。
③ 毎日、排便があっても残便感があるもの。
を便秘と言います。

便秘の原因は?

便秘の原因は「咀嚼の不足」です。咀嚼が不足することによって、未消化が起こります。胃腸での消化が、うまく機能せず便秘となります。1口40回以上を、いい咀嚼としています。まず、よく噛んで食べれば便秘にはなりません。

ただ「噛むこと」に関して問題がある。虫歯、顎関節症など、噛めない状態にあるのであれば改善することだと思います。

便秘と食事

「便秘になる」=「食事の改善」です。咀嚼の不足も、そうですが食事の改善も、必要です。簡単に言うと、体を冷やす食品ばかり食べていては便秘になります。

例えば

① 砂糖
② 質の悪い油
③ 農薬まみれの野菜
⑤ 食品添加物
⑥ 薬・サプリメントの飲みすぎ
⑦ 酒 たばこ などの嗜好品
⑧ 偏食

などなど。

体を冷やす要素のある食品を日頃から過剰に摂取していれば、便秘にもなります。便秘の解消には「食生活の見直し」も必要です。

便秘のときの養生法

合谷にお灸してみましょう

とは言っても「便秘」のときは、つらいものです。便秘のときは「合谷(ごうこく)」にお灸しましょう。

合谷

合谷は「万能ツボ」と言われています。さまざまな症状に対応できるツボです。合谷の状態を観察すると不摂生をしていることが、すぐにわかってしまいます。便秘が、ひどい人は合谷に「硬結」できやすかったり、肌の色がどす黒い、あるいは濃い紫色でツヤがなかったりします。お灸は両手にしてもいいですが、右左で言ううと「左合谷」にお灸をしましょう。便秘は下行結腸~直腸付近で起こりやすいとあります。下行結腸は人体の左側にあるため、合谷も左合谷にお灸をすると良いかもしれません。あと、合谷は氣持ち横から触れると見つけやすいです。

大腸


合谷を観察するだけでも、健康状態をすぐに視破ることができます。

※硬結(こうけつ)=コリのこと。

お白湯が’いちば~ん’いいよ

便秘の解消には「お白湯」を飲む習慣をつけることが、いちばんいいと思っています。医薬品のように、体に負担をかけることはありません。適度にお白湯を飲む習慣をつけることです。朝、起きて白湯を飲む。食前、食後に白湯を飲む。白湯を飲む習慣をつけ、を温めましょう。

便秘と適度な運動

便秘の解消には、適度な運動をすることです。散歩でもいいし、ジョギングでもいいです。楽しく運動することです。

腸腰筋と言う筋肉がありますが、この筋肉は姿勢を支える筋肉であり、股関節を動かす筋肉です。同時に腸の働きをサポートする筋肉でもあります。この筋肉が硬くなってしまうと、腸の働きも悪くなってしまいます。歩いたり、走ったりするときによく使う筋肉です。便秘の解消方法の一つとして’散歩する’、’ジョギング’や’ストレッチ’など適度な運動をしましょう。

腸陽筋

良い「便」の状態とは?

日頃から自分の「便」の状態を観察しておきましょう。では、良い「便」の状態とはどいうものでしょうか?

① 体の消化吸収の状態がいいと、便の量は少なくなります。
② 不純物が少ない便は水に浮きます。
③ 不純物が少ない便は色が鮮やかです。
④ あまり’臭くない’。臭いがトイレに籠らない。

この4つをポイントにして、便の状態を観察してみることも、健康管理の一つとしていいかもしれません。

まとめ

便秘のときの養生法
① 合谷にお灸しましょう。
② お白湯を飲む習慣をつけましょう。
③ 食生活を見直しましょう。
④ 1口40回以上噛みましょう。
⑤ 適度な運動をしましょう。

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