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30年間ほぼほったらかし、それでも毎年たわわに花を咲かせる🌿クリスマスカクタス

実は、私植物を育てるのが苦手です。

これまでもいろいろな人から、さまざまな鉢植えを頂いてきましたが、サボテン・ラベンダー・シクラメン・ローズマリー・・綺麗なものからかわいいものまで、何一つとして翌年まで持ったものはなく、ことごとく枯らしてきました。胡蝶蘭に至っては、水の上げすぎで1ヶ月でダメにしてしまいました。もうこんな高価なお花私に上げないで、と涙目で落ち込んだものです。

なので私は、かご編みも保存食も、あくまでも今そこに生えているものを活かす、ということに終始しています。ところが、唯一の例外が、このクリスマスカクタス。

11月中旬頃

プレゼントを貰う

30年くらい前に、夫のお母さんからクリスマスプレゼントで頂きました。お母さんは私に会う度に、いろいろなものをくれるのですが、何を貰ったのかあまり覚えていません。

でもこのお花だけは、覚えていますし、今も残っています。
私が植物を枯らすことを見越しての贈り物なら、お母さん、すごい洞察力です。

まさに私にぴったりプレゼントです!

それから・・

貰って翌々年ぐらいから、案の定徐々に花が咲かなくなり、鉢植えにただ葉が生い茂るだけの状態になってしまいました。

当時とても忙しくしていたので、そんなに手をかけることもしていませんでしたが、枯れることもなく、葉だけを茂らせていました。

なのでそれからは、ほとんど観葉植物のようにお付き合いしていました。

うっかりして

しかしある日転機が訪れます。 うっかり鉢の上に物を落としてしまったのです。 葉が根本の方から何枚もポキポキ折れて、悲惨な姿に。思わず悲鳴を上げました。

今まで散々いいかげんな世話をしてきたあげく、追い討ちをかけるようにこんな仕打ちをしてしまうなんて・・・。ごめんね、ごめんね、と何度もつぶやきながら、折れた葉っぱを鉢に戻しました。

そしてまた淡々とお水を上げる日々を送りました。

ところが、その年の秋!
なんとお花が咲いたのです(´・_・`)

12月8日 お花が咲きました♪

花を咲かせるには

一体何が起こったのでしょうか? 突然、晴天の霹靂のようにお花が咲いたのです。 驚いたので調べてみました。 すると花を咲かせるには、春に剪定するということが分かりました。

どうやら、物を落として葉を折ってしまったのが、偶然剪定の役割を果たしたようです。 なんてラッキーなんだ♪ 私とカクタス!

そのほかにも

  • 場所を決めたら開花まではなるべく動かさない

  • 日照時間が短くなると咲き出すので、夜は室内で電気に当てないようにする

  • 秋〜冬は乾燥気味に育てる

  • 肥料を花後上げる

  • 1〜2年に一度一回り大きな鉢に移し替える

とありました。

上記のお手入れのうち、2つぐらいしか守れていなかったにもかかわらず、咲いてくれたのです。剪定の影響はそれほど大きかったのでしょう。

毎年咲き出す

この事件以来、春に剪定をする他、「開花まで動かさない」「夜の室内でライトに照らさない」「乾燥気味に育てる」といったこと守るようにしました。すると、毎年(ここ数年ですが)こんなに咲いてくれるようになりました。

12月中旬
12月22日 お花が萎れてきました
まだ蕾がありますので萎れてお花は取り除いていきます
萎れたお花を取り除きました スッキリ

それからは、花が咲いた事をきっかけに、気にかけるようになり、たまに話しかけたりしています。奇跡のりんごの木村秋則さんも、話しかけてたりんごは良く育ったとおっしゃっていましたね。

お水も1ヶ月ぐらいなくても平気、自分の葉で自給自足(してるということにしよう)、こんな世話のかからない植物は自分史上ありませんでした。

本当にこのカクタスだけは、冥土まで持って行けそうです。


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