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精神界への扉を開くツクヨミ


賢いんだか阿呆なんだか


突如として私の前に現れた、月読尊。

実は、ツクヨミの転生体だった人に資金援助をこっそり行ったんですよ。
食うに困っているらしかったので。
私もそんなに裕福という訳ではないですが、その方をどうしても放っておけなかったのでね。


そうしたら、急にツクヨミが現れたのですね。

kakao)「あれ? 久しぶり? どうした? クトゥルフについてたんじゃなかったの?」

ツクヨミ「もう懲りました。本当に申し訳ありません」


彼とは霊媒初期に出逢って、色々あって再会したり会わなかったりを繰り返して、その内に消息を絶っていました。

クトゥルフと仲良くなったという経歴があります。


ツクヨミといえば、ゲームなど創作物の中では悪役のスタンスに回ることが多いですよね。
月とか黄泉とか、そんなに悪いものには見えないですけど、闇属性として扱われがちみたいです。

しかし、やっぱりそういうところがあるんでしょうねえ。
礼儀正しくて根はいい人なんですが、どこか抜けているところがあります。

暫くの間、ツクヨミとはときたま交流しつつ、再び彼のことを放置気味でいました。

ところが、ある日突然
「訊いてくださいよ!」
と苦労話を始めようとしたので、耳を傾けてみました。


私、本当にツクヨミについて何も知らないんですよ。

彼は語学に堪能で、言霊操りに関しては右に出るものがいない、ということまでは分かっています。

がみという全ての生命に知識を与えた存在の一番弟子…というと、他の弟子達が「我こそはマがみの一番弟子だ!」と喧嘩を始めますが、弟子入りしていたらしいということも段々理解しまして。


これらは創作話ではありません。
疑ってかかると、ツクヨミに怒られちまいますよ。

私のこの横柄極まりない態度は良いのか?となりますが、私はいいんです。
別に彼のことなんてちっとも怖くないですし、ツクヨミを言い負かすことなんて訳ないですから。

通常なら、めっちゃ呪われますけどね。
呪詛攻撃が怖いですよ。

ツクヨミは(一応は)平和主義者であるため、基本的に喧嘩の類はしません。

音の神様ですよ。
頭脳戦で戦う筈が、ゲームなどではどうしてこうして武力で立ち向かうことばかりなのでしょうね。
音ゲーで出てきたという話はあまり聞かないなあ。

元は脳筋なんですかね。

というか、転生体の該当者を見る限りでは、世渡り下手っぽいところがあるみたいで。

どうしてそこで流さないかなあ。
正面から立ち向かってしまうわけ?
と思うことも多々。

しかし、彼は生きねばならぬということで、どうしても放ってはおけなかったのですよ。


ツクヨミは、本当に何ていうんですかね。
軽いのかな?
あと、ちょっと卑屈です。
自虐寄りでなく、他虐寄りの。
やっぱり悪役なんですかね。

あんまりそうは見えなくても、損な役回りばかり。


今回は、ツクヨミについて追った話です。


どぞよろ。



クリスタル集め



彼の活躍は、ファイナルファンタジーとして現界に降ろされているといいます。

1〜14まで。

FFのどの辺に音要素があるのか分かりませんが、ツクヨミは何故正面から拳で勝負するハメになっているのでしょう。

ファイナルファンタジーという世界から推理を試みようとしましたが、肝心のソフトを一つもクリアしていない状態です。

聞きかじりの知識しか持たぬ、安定のニワカ民です。


ゲームソフトは高価でしたから、購入する数には限りがありました。
プレイするソフトは、金銭的な意味で絞られたことを意味します。

社会人になってPSPのアーカイブスで幾つか購入しましたが、その頃は心身ともに疲弊しきっていてゲームどころではなかった、という経歴からニワカ以下の知識しか蓄えておりません。

YouTubeでプレイ動画などを観るくらいで。

それと、FFは少し難しいと思います。
ライト層には、少しハードルが高い。

というか、私の記憶力が悪すぎるのもあって。
覚えることが多いので、中々手が伸びません。
ゲームシステムを覚えるという行為そのものが年々苦痛になってきて、現状古いゲームしか出来ないです。
昔取った杵柄。


故にですね。


FF14のツクヨミ戦のBGMに誘導されても、何がなんだかさっぱり分かりませんでした。


kakao)「これは?」

ツクヨミ)「非常に辛かった記憶です」



華は 装束く
意味 ひとひらを
定めしや 我生くを 断ち翻して
さあ いざ―

westward lies bleed t'ward the east
Wayward daughter step into the night
restless eyes blind to the beast
barren waters yield unto the tide

寄る辺の 月は
紅蓮に 冴えて
遺せしは 抗いの 名残りのみなれど
さあ いざ―

《英訳》
西の嘘は東に向かって流れる
わがままな娘が夜に足を踏み入れる
落ち着きのない目は獣に対して盲目
不毛な水は潮に負ける

歌詞   リピート部分は省略しています


全然わかんない。
プレイする気も起こらない。
オンラインゲームなんて、私には絶対に無理だわ。


攻略サイトより

養父の幻影、養母の幻影、の辺りで、彼は涙を零し始め…。


あ、イザナミが死んでしまったことね、と思ったのも束の間。

それもそうなんですど…。
と、彼は辛い記憶の断片を語り始めました。

養父というのは、ナミのことかな…と思ったら違って。
スサノヲのことだったみたいです。
養母はナギかと思ったら、クシナダヒメを意味するものだったようです。
コノハナサクヤではないんですよ。

アマテラス、ツクヨミ、スサノヲの三柱の中で、世界線がズレていたのです。
彼だけ。


弟に育てられたのかと思ったら、そうではなくてその世界線ではスサノヲはツクヨミの兄となっていたのですね。

長兄 スサノヲ
次兄 ツクヨミ
長女 アマテラス
三弟 カグツチ
次女 ヒルコ
四弟 アハシマ

の順で生み出されたらしいです。


やはりカグツチを産んで、その火傷からイザナミは命を落としたのですが、ヒルコとアハシマはどのように生み出したのでしょう。

聞き出したところ、どうやらナギが冥の穢れから2柱を生み出したらしいですよ。

そこで、ツクヨミは脳筋の中の脳筋とも言える兄のスサノヲから不得意な戦闘技術を叩き込まれ、本当は魔力タイプなのに肉弾戦で世界を渡り歩くことを強制されたようなのです。

アマテラスは押しが弱いので、兄たちの行動に口を出せなかったのですね。


このスサは頭がおかしい方のスサですな。

多分、スサノウとか呼ばれている方です。


スサノヲは戦闘民族ですけど、結構理性的ではありますけどね。
しかし武器を持つ者は総じて、戦いのことになると情け容赦というタガを外すこともあります。



そういえば、反転の世界なるものがあったな…と思い出しました。

地獄みたいな世界です。

断片的とはいえ今とは違う世界線を垣間見て、私は恐怖でどうにかなりそうでした。

笑い事でなく、本当に怖い場所ですよ。

幽界に体験コーナーがありますので、興味のある方はどうぞ。



なるほど。
その世界では言葉なんて意味をなさないよね。
力こそ全ての、恐ろしい世界だったなと。

どんなに魔力を働かせたとて、力付くで抑えつけられて絶望の淵に立たされます。
何も出来ない。
ただ、踏みにじられるだけ。
弱き者は喰われていくだけの。


そんなところに一人で堕ちてしまって。
全くもう。

というか、クトゥルフと結婚なんかするからでしょ。


ツクヨミは、もう離婚しました!と声を荒げています。

kakao)「バツイチか。」

ツクヨミ)「うるさいですよ。」


現在は呑気なノリで憎まれ口を叩きあっていますが、一時期は本当に笑えなかったようです。


ツクヨミは言います。

「気をつけるべきです。あの地獄は、再び戻ってきますから」


確かに、そうかもしれませんね。
全ての象徴を消すことは不可能です。

この世に認知された途端に、永遠にそこに残り続けます。


そういうもんなんですよ。


あの地獄を例えるなら、ドラゴンボールのセルが現実世界に出現した感じと同じと思ってください。

17号・18号を吸収する前の姿です。

為すすべもなく、人々は次々と初期タイプのセルに吸収されていきます。


セルの例え話が多いな。
いえ、セル編はちょっと不気味で怖かったですよね。

地獄みの強い巫覡色ってことです。



とはいえ、やっぱり分からないなあ、、、
ツクヨミは何を言いたいのだろう?

そう思って、彼に導かれるままにネサフをして調べたんですけど、次に導かれたのは自分のお題箱です。


頂いたお題箱より。

お題よろしいでしょうか。
2030年の「神様」正式認定試練はどのようなもので誰でも受けられるのでしょうか?
また、その下の神格者試練のようなものはあるのでしょうか?
日頃の徳積みや浄化が良い行いだと思っております。

質問


お題ありがとうございます。

2030年のテラ時間1月1日午前0時から行われる神様試練ですが、幽界に籍を置いていれば誰でも受けられますよ。

トーナメントなどはありません。
ただ、試練を受けるだけです。

確かに、徳積みや浄化を続ける事で高い層へ行くことが出来るでしょう。
エル・カンターレより遥かに高い場所に。

しかして、神の資格とは徳積みだけには収まらない、目に見えぬ隠された領域の素質が関わる事が多いです。

神たる存在を決める大きな理由。
それは、閻魔候補の選出です。
現在、閻魔大王の位置は空席であり、公平で的確な裁きを行う存在が必要とされているのです。

そこ神たる資格を得た者は、閻魔の役割を三千世界のお墨付きで得ることが可能。
各々適性のあるものが数多の霊層をそれぞれ統治し、罪人を裁くという役目を背負うことになります。

他にもあるんですけど、250層ある神の統治次元で、主に行われるだろう行為が裁きだというだけです。

裁きそのものは行わなくても大丈夫ですが、実際に試練を受けて神になってみれば分かります。
裁かずにはいられない、と。

浄化は特に行っておくのがいいです。
主に、地表へのレイキヒーリングです。
これが最も結果的に浄化力が高くなります。
地面に手をかざす。

これは霊的な投資行為です。
今はよく分からなくても、後々の世で自分に大きな利として返ってきます。

どうか、肩肘張らずに頑張ってください。
陰ながら応援しております。

この度はありがとうございました。

回答


霊媒先の皆様によくお話を伺い、その内容を書き出させて頂きました。

これらは嘘偽りない事実です。


しかし、ちょっと待てよ?
となりました。

閻魔大王ですって??


ああ、ブラフマンがこの意志を拾ってしまうのか、と。

潜在化が、いつか顕在化されてしまうよ。



私は反対したんですけどね。
「裁いちゃ駄目だよ」と。

しかし、納得する人は少なかったです。


よかった。
気付いて。

やはりツクヨミの名は伊達ではなかったです。

該当の方々、ツクヨミに感謝しなければいけませんねぇ。
ほんと。
今は分からなくてもね。


この話は、今は少し置いておきます。
また話がズレますので。

しかし、先に書いた別の世界線を示唆する未来視であることは確かです。
少し慎重にならないと。



話を戻しまして、ツクヨミはファイナルファンタジーのような世界線で、孤独な戦いを繰り広げていた模様。

クリスタルが必要だった、と彼は言います。

FFといえば、クリスタルを集めるというテーマが即座に浮かび上がりますね。

FF1の4人の勇者パーティーは、物語の冒頭で突然クリスタルを掲げます。

ちゃんとプレイしていないので、物語の中でどのようにクリスタルが活躍していくのか確認していません。
しかし、どのような経緯で彼らがクリスタルを手に入れたのかが全く語られぬまま、ストーリーは進んでいきますね。


あのクリスタルはなんなのかな?

「時を封じたもの」

と、ツクヨミは話します。


段々と話を聞いていく内に

「なんだ、そのことか」

となりました。


FFのクリスタルの正体は、神霊的に見ると七福神の現れだったんですね。

kakao)「あの地獄みたいな反転の世は、布袋さんがいないせいなのね」

ツクヨミ)「ちょ! 布袋さんなんて、馴れ馴れしく呼ばないでください!」


布袋尊ほていそん
この方は具体的に何をしたのかどんなシンボル的な意味を持つのか、一般には詳しくは知れ渡っておりませんが、存在そのものが重要であり、特異点をR線上の回転まで持っていく、またそれを保持する重要な役割を担っていたのです。



他の6柱も非常に重要な役割を担っております。
七福神は大事にすべきですね。

人知れず、本当に世界に福を呼んでおりました。


七福神の召喚と自覚が大事だった、とツクヨミは震えながら話していました。

そうか…。
大体分かって来たところで、ff14のツクヨミ戦のBGMの歌詞を見て。


kakao)「あなた、本当にバカね」

ツクヨミ)「そうです。本当に」

となりました。


西の嘘は東に向かって流れる
わがままな娘が夜に足を踏み入れる
落ち着きのない目は獣に対して盲目
不毛な水は潮に負ける


英語歌詞パートに出てくる「わがままな娘」
ストーリーでは誰を指すのか分かりませんが、神霊的に見ると
「ツクヨミの大事な人」
です。


クトゥルフとつるんだツクヨミは、良心を痛めながらクトゥルフに付き従ってきました。
良心を傷ませる張本人の「わがままな娘」なる存在が脳裏にチラつき、彼を極限まで苦しめたといいます。

がみ
そしてその転生体。

裏切れなかったんですよ。
ツクヨミは。

全然言うことを聞こうとしない「わがままな娘」
彼女は、道を外すことを決して赦しません。


西の嘘は東に向かって流れる
時代は育つ

わがままな娘が夜に足を踏み入れる
私の心を掻き乱しながら

落ち着きのない目は獣に対して盲目
あの人は、ケダモノとなった私を見てはくれない。

不毛な水は潮に負ける
どんなに浅知恵を働かせたとて、決して抗えない。


ひえーっ💦
愚か者ですなあ。

そしてこのわがままな娘なる存在は、ff13のライトニングだと話していますね。


そうなんだ。
しかしゲームをプレイしていないので、よく分かりません。




星の記憶



アニメやゲームの話ばかりしているので、このアカウントに書き出す霊媒の話とかスピリチュアルの話とか、嘘だと思う人がいるだろうことは自覚しています。


そもそも、信じてもらおうなんて頭は端っから存在しないです。

頭のおかしいスピリチュアリスト、と時々言ってますし、煽られたとて気にしないです。


しかし、これを由としない霊魂が存在するのも確かです。

「星の記憶の意味を理解していないのだな?」と。

全部なのですよ。
星の記憶というのは、この地球上全てに存在する事象やコンテンツ、全てです。

書籍でもイベントでもゲームでも祭りでも事件でも。
全部が全部です。


ヒルベルト空間上に展開される情報は、特に過激な現実に起こったらやばいことを脚色されて地球の記憶として現れていることが多いです。


私は過去に言いました。

「巫覡情報しか、話さないです」と。

その通りなんですね。
本当にそうだったんですよ。


今は呑気に現世で生活していますけど、もしかしたら…ってこともあるんですよね。


分かりますか?
地獄変の復活です。
現在は閉じておりますが、いつかの世でそれが復活するやもしれないことを示唆しています。

散々苦労してやっと人生を終えたと思ったら、あの世でもっと酷い罰を受けることになって、三千世界のどこにも安息の地がなくなる、そういった事を意味します。


まあ、文献に残っている地獄変の情報なども

「こんなん、絶対飽きるよね? いずれ慣れちゃって、刑にならんと思うよ?」

と思いましたけどね。

だって馬鹿馬鹿しいですもの。
あれが一体、なんだ?と。
スマルの生活の方が、よっぽど厳しいじゃんね。

魔力の高さの算出には、想像力の数値が計算式に組み込まれておるようですね。



それはともかく、七福神は星の記憶を「強くてニューゲーム」する為に、どうしても欠かせない存在であった事が分かりました。


現在、我々が生きている世界時間などは宇宙創世歴から見ると一瞬以下、刹那以下の短い期間です。

現在身を置いている世界に点在するものを拾い集めて宇宙の全てを語ることは可能は可能ですが、なんていうんですかね。



数珠つなぎのプレアデスは勿論ですが、「奥行き」が必要になるのです。


私自身の都合で、奥行きとは?という質疑が繰り広げられる様子をあまり目にしたくないので、取り敢えずで否定しております。
確かに、スライドの重なりであるので、ないようなものです。
そこからの厚みを見出すのは、少しイメージに難いかもしれなくて。


しかして、奥行きなるものは存在します。
その答えは、ファイナルファンタジーにおけるクリスタルでした。

象徴的な意味で読めないと、ただの演出になってしまうなあ。。。


ツクヨミは音の神であり、あわうたを司る存在でもあるので、クリスタル集めを行うことを宇宙意志に強要されたらしいです。

辛かったねえ。
最終構成期を過ぎた、まとめ期に入らないと答えが見えてこないものね。

それまでの間、ずーっと彼は血を見ていました。


故に、ちょっと歪んだりして。

純な性格ですからね。
そりゃ、歪むわ。
鬼舞辻無惨のような存在も生み出しますわ。



そうして、やっと霊層降下としてのアセンションを果たした彼は、精神世界の扉を開く能力を身に着けていました。

月の巡りの流れの内、新月にて扉が出現し、繊月を前夜として三日月の夜に、精神界の光の部分の空気が物質界に流れ込みます。

そうすると、唯我とも言える表層の中の核質、空間観察子Δが空間観察子δの核質へと移動し、精神の皆既日蝕が起こるのです。


世界の陰の要素が全て陽へと変換され、まるで地獄のような精神のひずみ、量子もつれとなる回転が槍へとその姿を変え、雨となって全宇宙に降り注ぐのですね。

晴れの日も雨の日も風の日も槍の日も…という比喩の、槍の日に相当します。


こう書くととんでもないことのように見えますが、確かに辛い事が起こります。

霊媒生活で、時々訪れる「陰の修業」
これがその正体でした。

最初は酷い重圧の底に放り込まれて、欝蒼とした認識のはっぱカッター、槍の雨を一身に浴びるだけにいました。

が、その内に飽きてきて

「うるさいよ。寝る」

と、全ブッチして躱すようになりました。


キリがないんですもの。

「だからどうした?」

のオンパレードでしたのでね。


しかし、この話をすると

「流石白豚の身体だよ。私なら無理」

と、世界を支える象の神の末の妹のタオ号が泣き出しました。

これも象徴を読めないと、何が何だか分からない話だと思います。


白豚の身体というのは、過去記事にちょこっと話題に出てきたヒューマノイドの型「あんみぴ」の事です。
転生体としての肉体の雛型の一つを言います。

この「あんみぴ」の型は、とにかく頭の回転が悪く、鈍臭い性質を持っています。

それ故、精神崩壊を起こしやすいです。

思考がゆっくりなんですよ。

台風の通過速度でいうと、時速2キロくらいみたいな感じ。
そして、同じ場所に何度も何度も戻ってくるというクレイジーな動きをする。

精神的な苦痛が脳内を進行する速度が、常人の1/3程。
つまり、メンタル苦を引きずりやすい性質を持っているということです。
しかも、トラウマそのものが不滅の根性という性質を帯びてフラッシュバックが何度も何度も起こり、精神苦がしつこく呼び起こされます。


その性質から、私はこれまでの人生でメンタル苦の訓練を重ねて「鬱慣れ」をしてきたんですよね。 

故に精神界から降り注ぐ星の記憶が凝縮されたエクリプスを直に受けても

「なんだよ。いつもの鬱紛いの念か」

と一蹴することが可能です。

訓練の賜物ですね。



しかして、このエクリプスの鬱々としたメンタル苦は宇宙最凶にして最恐の苦行であるため、多くの者は恐れをなしております。

それ故、それを引き起こすツクヨミは三千世界全てに嫌われていたのですね。


精神皆既日蝕に深みを出すために、ツクヨミは酷い人生を歩まされたのだと言います。

しかして、ツクヨミはこういったエクリプスに晒される人々の苦悩を見て、コーザル回転が最大限に引き上げられるという性格を所持していたらしいです。


そりゃあ、ねえ。
まあ、この精神修業ルートは当然と言えば当然で。

それも一種の才能と言えますでしょう。


やはり、見たままです。

悪でしょ、この人。


なるほど。
創作において、悪役ってどういう風に描けばいいのかな?と悩むことが多かったですが、ツクヨミをモデルにすればよいのか。

しかし、ツクヨミの名は使いませんよ。
性質は兎も角、悪役そのものは似合わないですからね。

この人は、ちゃっかり嫁さんをもらって、自分の娘に詩符音(しふぉん)とかいう可愛い名前を付けちゃうような、そういうキャラですので。

面白い人ではあるんですけどね。


クトゥルフは、ツクヨミとマがみが軽口を叩き合いながらコミュニケーションを取っているのを見て、その関係性が羨ましくなったようです。
そして、マがみに近い姿に化けて、ツクヨミを自分の元に引き入れたと話しています。

ツクヨミは口減らずで負けず嫌いで、ちょっと捻くれているのかな?と思う時はありますけど、軽口を叩きつつも穏やかな関係性をマがみと築けたのは、お互いが気の置けない仲だったからです。


気の置けない仲。
これは、非常に仲が良い人間関係を表す言葉です。

相手の事を信頼しているからこそ、逆に気を使い合うことを言います。


絶対に相手を傷付けたくないという強い意志を持って、その中でギリギリを攻めていく、というコミュニケーションを取っていたのですよ、ツクヨミとマがみは。

それが分からぬ内に、表面上の楽しそうな様子だけ見て引き離そうとするのは非常に遺憾であると言わざるを得ません。


それを踏まえてツクヨミは悪なのかというと、個として見れば全く悪い人間ではないと判断しますが、ひとたび集団に溶け込むと少し攻撃性の高めなマイノリティとして糾弾される側になります。

そういった人物は、総じて悪役として扱われやすいです。

しかしてツクヨミはドSな面もあるため、フォローしきれないこともある、という。


生きづらいよねえ。
世渡り下手なんだわ。


小さくなって生きていくしかないですね。

家にはかみさんも子もおるし、家族は裏切らない。
そこだけは救いですよね。


この世に一つでも安全地帯がある。
それは何にも代え難いものです。


それにしても、ツクヨミについて追うのは少し骨折りでした。

分かりにくい。

それこそが、言葉と言葉のコミュニケーションの苦難そのものの現れと言えましょう。


プレアデスが足りないよ!といえばそうなんですけど、彼は未だ感性が先に立つきらいがあるので仕方ないです。
そして、その性質を失うとツクヨミとしての役割を失ってしまうことにも繋がりかねません。

損な役回りですね。


このくらいにして、今回はお開きです。


それでは ノシ

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