ムケ・小アルカナねこ
近づきたいよ 君の理想に
大人しくなれない。
続・アブラハムの子たちの物語。
伝えよう 辞めよう このまま隠そう
逃げ切れなくなるまで
信じよう 駄目だよ
まだ疑えそうだもの
oh……
人間はすぐには変われません。
精神的に大人になりたくても、テン飛んで大人!
とはいかないのです。
毎日コツコツ、少しずつ前に進んでいきます。
インナーチャイルドという言葉がありますね。
これは、自分が幼稚だとかあらゆる物事に対して思い至らないとか、そういうものではありません。
インナーチャイルドには段階があります。
子どもの頃の気分が抜けない
メンタルの脆弱性
無自覚なる未熟な部分
これらは特別に悪いことでもありませんし、知ったからと言ってどうということもない。
しかし、少しだけインナーチャイルドについて述べてみますね。
インナーチャイルドってなに?
内なる自分の一つ
まず第一に、恥じることではないと覚えてください。
この世知辛い世の中では常に背伸びすることが求められる為、弱い自分をインナーチャイルドだと勘違いする人がいます。
それを意識するあまり、ヤケになって子ども向けコンテンツを軽蔑したり、嘲笑の的にすることによって自分が大人であると社会に見せつけようとする。
実は、それこそが幼児性とも言える部分。
皆が思うインナーなチャイルド部分です。
インナーチャイルドとは、自覚に至らないコンプレックスのことを指します。
自分でも気付かない内に行動に出てしまう。
チャイルド、子どもは言語化や自己の行動の結果を鑑見るまでに精神が成熟していない。
内なる自分の中の、無自覚な部分こそがそれです。
インナーチャイルドを自覚しないことは、イコール知らぬ内に世間に無様な自分の姿を曝け出すことを意味します。
カッコつけているつもりで、めっちゃカッコ悪い。
意識的にキャラクターを演じているのならば問題ないですが、そうでないのなら自己に潜む未熟な部分の模索と改善を検討することをお勧めします。
それこそが、インナーチャイルドから脱する第一歩です。
自覚するだけでいい
インナーチャイルドと向き合う、脱するという認識が流行っているようですが、これは大変な誤りです。
インナーチャイルドという言葉のおもちゃを見つけた大人が、それっぽく定義したり話題に出したりプレゼンすることで暇つぶしをしている。
言葉に振り回されるばかりで、実が伴いません。
人は図星をさされると立腹すると言います。
イタいところを突かれて、憤慨する。
その怒りの発生地点がメンタルの脆弱性にして、内なる幼児性そのものです。
インナーチャイルドからの真の脱出は、怒りのPointの自覚と分析から始めます。
触れられて嫌なこと。
悲しいこと。
妙に興味を持つもの。
そこを探し当てます。
それだけで大丈夫です。
ああ、私はこういうことを言われるのが嫌なんだな。
こういうことを不快に思うんだな。
もしくは無意識に引き寄せられる要素。
コンプレックスの克服。
そこまでいくと難儀である上にメンタルを病みますので、そうだな、と思うだけで本当に十分です。
人間の意識は発生した時点で、そこから持続が始まります。
意識の世界。
それが思形というもの。
持続の先にあるものが何なのかは個々によりますが、自覚・意識それだけで少しずつ前に進んでいきます。
急に変えようと思わない。
変わるとも思わない。
でも、そこに或る。
それだけで「自分」が始まります。
nosさいころじー は自己の精神的な脆弱性を発見して向き合うべしというコンセプトのもと、立ち上げました。
そのための成長などは、緩慢だろうが先に進んでいる自覚がなかろうか関係ありません。
なんなら焦るな、とまで言います。
強がってもなんもいいことないからね。
弱音を吐く人間を貶してくるのは、本当によくないことだから。
もうちょっと、相手のことを考えてみてもいいんじゃない?
そういうスタンスを、やんわりと伝え続ける所存であります。
今回はここまでにしておきます。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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