見出し画像

マジョリティは堂々と


いいたいことまとまらない病

以前書いた記事を読み直し。


んー?
私は結局、何を言いたいんだ?
となったので、今回は補足記事です。


タイトルの失敗って感じ。


上の記事は
「自分たちが特別と思ってるみたいだけどさ。結構そういうの、普通だからね? 分かる? 普通じゃないみたいに振る舞ってますけど、平凡なんですよ?」
というお話になるはずなのですが。

説明しきれていないですね…(;´Д`)


マジョリティとマイノリティの認識が混在してしまったのかな?
ソウルメイトの話と混ざってしまって、かなり分かりにくいですよね。


ごった煮にならぬよう、気を付けねば…(;・∀・)



マジョリティとは



マジョリティとは、多数派を意味します。
マイノリティが少数派。


white sheep black sheep

この画像では、白羊がマジョリティ。
黒羊がマイノリティです。


そしてサイレントマジョリティとは、自分は黒羊だと思いこんでいる白羊のことをいいます。


たまにいますよね。
自分だけは何故か特別だと思っている人。
若さの現れですが。

しかし、それは井の中の蛙というもの。

狭い自己認識内の中だけで、勝手にお山の大将をしているだけです。


そういう人は、他者にいちゃもんを付けやすいです。

既に発表された創作物に対し

「それ、僕が先に考えたんだよ! 僕の案をパクったね!」

とか、いきなり言ってきます。


あなた如きが思いつく案なんて、実際は平凡そのものよ。
それをおもしろおかしくカタチとして世に出す胆力も行動力もない癖に、なにを言っているのよ。


と言われたら撃沈するやつです。


それと、言語化を嫌います。

「僕が一生懸命考えたことは、既に世の中で言語化されていた…」

と落胆するやつね。


若いうちは良くありますよね。


「あの、考えたんだけど。自分の行いって、いつか自分に返ってくると思うんだよね。悪いこととか特にさ」

「そういうの、因果応報っていうんだよ」


既に仏教用語として千年以上前に既出だった!
とか。


新しい認識を覚えること、知見を得る、という行為には、大変な快感が生まれます。
そういうのをカタルシスというのですが。


生き物は基本、快感に弱い生き物である上に、カタルシスの快感は実は覚醒剤をキメるより気持ちよくなる現象なのですが。

その快感に溺れ、一時の万能感に浸ると、最低でも一度は暴走します。


その暴走状態を自覚できるか否かで、人間としてのステップアップが決まるのです。


最終的に人間は長じてマジョリティに、つまり多数派として埋もれてしまうのですが、それを嫌う内はまだまだ青い証拠。

埋もれてからが本番なのです。
真価が試される時。

マジョリティを自覚し、その中で無意識にストイックに進んだ先に、真の栄光が待っております。


どこまでも熱く!とか、限界を超える!とか、新星爆発!とか言っている内は、マジョリティにもマイノリティにもなれません。

胃の中の蛙になっていることすら気付かない状態。
あれ、井戸の中ではなくて?

食べられちゃうみたいですよ。
中国・台湾辺りでは食用蛙を見ます。

特別に飼育された温室蛙が、知らない内に調理されてしまうんですね。


それはともかく、若い気持ちはあくまでもスタートダッシュのブースターに過ぎぬものであり、いつまでもスタート地点にいてはならない、という。

短距離走ならそれでも良いですけどね。
殆どの人は、長距離を目指します。
そこでやる気だけ出していても、途中でスタミナ切れを起こしてギブアップする未来しかありません。


肉体的・精神的な満身創痍とはまた別ベクトルのお話です。


設立直後の、やたらと給料の額面だけは良い会社によくある現象。
先は短く、すぐに店の看板を下ろすか、どこかに吸収されて終わり。


転職は難しい。



けれど空の青さを識るには


井の中の蛙大海を知らず
けれど空の青さを識る

などという続きがあるようですが、これはかなりレアケースです。


井戸の中の蛙は外には出ないけれど、井戸の底から覗く空の色を毎日のように見ている、という状況。


これは、新しさとかそういうキラキラした意味では全く無いです。

地味なルーティンを黙々とこなした先にある、職人魂のことを指します。


空の青さを識る蛙は研究家です。

井戸の中に居ながら

「今日の空は R89 G78 B176 16進数カラーコードは#594EB0」

など、ソラで言えてしまうような存在を意味します。


随分暗い色の空だな。
黄昏を過ぎた頃だと思います。


そのくらいになるには、井戸の中から出るようなことはあってはならないです。

ずーっとずーっと、井戸の環境とピンホール効果で濃い色に見える空を観察し続け、熱心に自分の周囲の研究だけを続ける必要があります。

余計な情報の一切を断つ。
一点集中です。


「この井戸の環境を熟知している。ぼくほどの井の中の蛙はおるまい。井研究界で右に出るものはいないとまで言われるようになったぞ。」


このくらい言えるようになるまで、耐えの構えです。

マイノリティの中のマイノリティ。


それが無理なら、マジョリティとして落ち着いて平和に過ごせるよう、創意工夫と落ち着きを得るために精神鍛錬を行うことが重要かと。


そっちの方が、実は楽です。

「普通に学校を卒業して結婚して家庭を築いて、普通の親になっちゃったな」

トゥルーエンド。

そうはならんぞ、でもそうなっちゃった。
最も健全ルートです。


元記事は、こういう感じに書くつもりだったのですが、やはり情報整理は難しいな。
勢いだけでやるもんじゃないです。


ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?