(1) 「DFの構え」 アンゴラの5番 Dundao 選手 (4.7 steal per game) 🏀 : 河村選手がドンチッチからスティールするにはどちらの手?

日本 vs アンゴラ 戦
(2023年8月15日 Wカップ 国際強化試合:日本75-65アンゴラ)
を見ていて、

アンゴラのガード(5番 Childe Dundao 選手)
の、DFの構えが、

白:Dundao 選手

DFの上手かった、高校の先輩の構えと似ていて
少しびっくりしました。
(日本vsアンゴラ戦の画像を貼りたかったが、良い画像を見つけられず😢)

「両手を下げて、腕を少し後ろに引いた」構え
       (腕より頭の方が前にくる構え)なのですが、

白:Dundao 選手

「DFではハンズアップが大事だ」
と思い込んできた自分からすると、ちょっと違和感のある構えです。

ただ、高校の先輩や、Dundao 選手の
スティールのうまさを考えると、

「ハンズアップしない」この構えの方がむしろ、
素早く動けて、スティールを狙いやすそうな気もします。

(ハンズアップ:パスコースやシュートを制限する構え)
(ハンズダウン:スティール準備で、素早く動く構え、だろうか?)

白:Dundao 選手
いかにもスティール狙ってそう?(このあとスティールに成功)

Dundao選手には
日本もボール運びの段階で、スティールをやられていた気がします。
(そして、おそろしい記事を発見 ↓)

Childe Dundao: 1.67m but 4.7 steals per game!
he insists that he can't wait to keep showing that
his size isn't so much a handicap.

07/06/2022:https://www.fiba.basketball/basketballworldcup/2023/african-qualifiers/news/childe-dundao-1-67-m-but-4-7-steals-per-game

背の低い選手 は DFで不利 と思われがちですが、

ボール運びやパス回しの段階(シュートを打たれる前の段階)で
これだけスティールして
速攻で点が取れるのなら、

むしろDFのエースになれるような気がします。
(がんばれ 富樫、河村、富永 選手 🎌)

「相手からボールを取らない限り(マイボールにしない限り)」
 DF は「終わらない」わけなので、

 「スティール、DFリバウンド、テイクチャージ」などは
 「DFを終わらせる手段」として特に重要だと感じます。

 「DFリバウンドが大事だ」と言われるのは、
    それがDFを終わらせる手段だからと言えそうです。
    (ずっとDFのままでいいという選手はいないはずだけど、
     DFリバウンドで気が抜けてしまうのはバスケ七不思議 ?)

「DFの成功」とは、
「点を取られる前にボールを奪う」ことだと思います。

「DFの失敗」とは、
「相手の得点と引き換えにマイボールにする」ことかもしれません?

DFリバウンドは、
すでにシュートを打たれてしまっている前提なので、

シュートを打たれる前に奪ってしまう、
スティールの方が価値が高いように思います。

(といっても、スティールの失敗はファールや失点につながりやすいので、
 まずは、スティールしやすい状況に相手を追い込みたい ! )
(相手の選択肢を減らして、相手の動きが予測しやすい状況、
 相手がミスしやすい状況へ、まずは誘導したい )
(なるべく、ドリブルの下手な選手や、パスが下手な選手に
 ボールをもたせるようにしむけたい !)

( シュートもパスの一種(ゴールへのパス)だと考えると、
  「バッドシュートはバッドパス」と言えなくも無いし、
 「DFリバウンド」は、「バッドパスのスティール」と言えそうな気もする。)

ブロックも、
すでにシュートモーションに入られてしまっているわけですし、

速攻への持っていきやすさも考えると、
ブロックより、スティールの方が価値が高いと思います。

スモールサイズの選手の方が、
素早く動けるはずですし、相手の死角に入りやすい分、
大きい選手よりも、スティールはしやすいはずです。

背の低い選手が、むしろDF面で、
積極的に評価されるようになってほしいなと思います🏀


Dundao選手のスティール動画

 ボール運びの段階でスティール(3つの動画)

ボール運びのドリブルをスティールするさい、半身の方が奪いやすいのだろうか?
相手の左手ドリブルを、左手で。
相手の右手ドリブルを、右手で奪いに行ってる。

追記:河村選手vsドンチッチ
ドンチッチに近い方の手(左手)でスティールしに行ければよかったかも。
(半身になって左腕を思い切り伸ばすDundao選手のように。)
河村選手は最初、右手で取りに行ったが、スティールできず。

https://twitter.com/JAPAN_JBA/status/1692884121402606015 より


 死角からスティール(2つの動画)


(余談ですが、
 スティールのうまい馬場選手は、もっと評価されていいような気がします。
 馬場選手のスティール前の構えやステップも、見てて結構面白いです。
 ちょっとボクシングはいってるのかな?)




追記
ホーキンソン選手のブロック
(ブロックも、ゴールへのパスカットと考えると、
 ハンズアップよりハンズダウンの方が、
 準備としては動きやすい、ジャンプしやすいのだと思う。)

一回目のブロック

二回目のブロック

4th 4:08 ホーキンソン選手のダブルブロック




独り言:相手の足を踏んで、捻挫してしまうケースは多いですが、
    練習で、相手の足を踏むと、どれくらい足首が曲がるのかを  
    事前にたしかめておくと、予想外のショックは減らせるかもしれません。
      (チューブトレーニングなどで足首周辺の筋肉を鍛えることも大事)
      (室伏広治流に、足首を構成する細かい骨を把握するのも大事)

チューブトレーニングをすると血流がよくなるので、
疲労回復にも役立ちます。
(卓球の水谷選手も、チューブトレーニングで肩の痛みが楽になったと言っていたように記憶してます)

首周辺が痛い時は、チューブトレーニングで首周りを動かすと、自分の経験上、早く治ります。
(喉が痛い時にも効果があるように感じます)



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