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不惑のおばちゃんが、ピアノの発表会でソロ演奏に挑戦した話

先日、子どもたちと一緒にピアノの発表会に出た。
今年は子どもとの連弾と、自分1人でのソロでも出場!!

連弾で出場するママ(パパ)は珍しくないけど、
ソロで出場する大人は少ない・・特に私のような子育て世代の人。
まあ、忙しいから無理もない。

50〜60代ぐらいの女性は数名いた。

私は40前後のときに、子どもと一緒にピアノ教室のドアを叩いてからもうすぐ5年。
ピアノは全くの初心者からのスタートで、バイエルとかハノン的な基礎練習はあまりやっていない。

老い先短いおばちゃんゆえ、基礎練習で時間を費やしてつまらなくなっても仕方ないという、先生の配慮だと思っている(笑)

先生はいつも素敵な選曲をしてくださる。
発表会では4月から練習したベートーヴェンを弾いた。

初めて触るピアノ・人が大勢見てる会場
ただでさえ緊張しいの私は、弾きながらペダルを踏む足がカクカク震えていることに気づいた。
(緊張すると足が震えるってホントなのね)

そしてピアノの音もあんまり聴こえない。
(会場の人々に聴こえているのかしら?と不安だった)

なんとか最後まで弾き終えて、録画してもらった動画をチェックした。

動画では足の震えも見えないし、音もしっかり聴こえていた。
よかった。
自分で思っているよりもずっとマトモにやりとげた様子が記録されていた。

子どもに動画を見せたら
「ママつまらなそうな顔でひいてるね」と言われた。

否、決して(つまんないな)と思っていたわけではなく、
先生からの指示だ。
「ベートーヴェンの病みが表現できるといいですね」と。

とにかく、初めての発表会は、納得のいく出来で終えられた。

まあ、世の中にこんなおばちゃんが一人ぐらいいてもいいんじゃない。と思っている。
一人どころか、珍しくなくゴロゴロいたらもっといい。

理想としては、ストリートピアノ的なものがもっと普及して、
通りすがりのおじちゃん・おばちゃんがピロピロ〜っと音楽を奏でたりして。
そんな日が来たらイイね。と思っている。

せっかく、たくさんの素晴らしい音楽家が残してきた音楽を、もっと気軽に楽しみたい。

ありがちな「プロにならなきゃ意味がない」「大人だったら上手くないと弾く価値がない」みたいな考えで、一歩踏み出すことをためらう風潮がなくなったらイイね。

自分の中にも↑のような考えがあるから、足が震えるぐらい緊張するのかもしれない。

これに懲りずに、またやろう。

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