「ありがとう」の気持ち（2024.04.04）

朝、ゴミの日だったので、ゴミをまとめて集積所に出してきて、それから新しいゴミ袋をゴミ箱に設置していた私。傍らに妻。子供たちの書類などをチェックしている。私はなんだかそれを見て自然に「ありがとう」という感謝の気持ちが湧いて来て、涙が出らんばかりだった。よくわからんけど。

私はその気持ちを妻に伝えた。「自然と『ありがとう』って思ったんよ」と。そうしたら妻が「私を金ヅルと思ってるやろ。稼いできてくれてありがとうって思ってるやろ？適当に肉とか花とかあげときゃこいつは金を運んできてくれると思ってるやろ？」と冗談まじりの感じで言う。

私は本当に純粋に「ありがとう」と思ったのだが、妻にそう言われると、そうかもしれんなぁと思った。なかなか何でもない時にそういう気持ちが湧いてくることはないから。

そんな妻、「今週は長い」が口グセで、新しい職場が月曜から始まったもんだから、なかなか今週が終わらなくて、しんどそうにしている。その気持ちというか雰囲気が家じゅうに蔓延していて、私も「今週は長い」と思っている。体感としてはいつもの3倍くらい長く感じている。火曜日が終わった時点で、木曜日が終わったくらいの感じだった（分かりづらい）。

というわけで何か非常に疲れて、私は夜の洗い物と弁当作りをしている途中ですっかりやる気というか、気力が消え失せてしまって、目が死んだ。あとは惰性でなんとか動いていた。子供たちが寝床に行ったのに、私はまだ洗い物をしていた。「まだ終わらん」と暗くなってしまった部屋で一人で呟いていた。

でもやっとこさ金曜にたどり着いた。長かった。妻にとってはもっと長く感じたことだろう。何か美味い肉とか綺麗な花とかあげようかなと思う。「おつかれさまでした」と言って。