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ご馳走(2024.04.15)

仕事から帰ると食卓にご馳走が並んでいる。どうやら妻の両親が突然刺身やら色々持ってきてくれて、そして帰った直後だったらしい。

すでに食事を終えている長男と次男。私は一足遅れて食卓についたのだが、次男(3歳)が同じテーブルにいないというだけで、食事が美味いのなんの。味に100%集中できる!

刺身が!そしてお義母さんの作ってくれた炊き込みご飯(というかおこわ)が美味い!私は美味しくて涙が出そうになった。有難くて食卓で二度手を合わせた。元々の味もさることながら、いつも食事の邪魔をしてくる次男がいないというだけでこうも違うものかと思った。

ずっと前、まだ長女や次男が生まれていない頃、土曜日に長男を保育園に預けて妻と美味しいものを食べに行くことが何度かあったのだが、「焼肉なべしま」で塩ホルモンを食べながら涙が一筋頬を伝うと言う事があった。子育てでほとほと疲れ果てていた(今から思うと「たった一人で!?」と思うが、ストレスというのは子供の人数に比例しないのだ)事と、食事に集中できる事が塩ホルモンの味を倍増させていたのだ。

その後「あの美味い塩ホルモンを食べに行こう!」と言って子供も込みで食べに行ったら全然普通だった。普通の塩ホルモンだった。だから食べ物の味というのは状況次第で全然違ってくるものだなというのをあの時痛感した。

だからじゃあどうしたら美味しい食事を食べる事ができるかというと、第一条件として大人のみの環境を作り、それからせいぜい腹を空かせた状態でジョギングなどして汗をかき、冷たい水シャワーを浴びる。そして冷凍庫でキンキンに冷やしたジョッキに、凍り始める手前のビール(キリンが良い)を泡が綺麗にできるよう注いで、これをぐいっと飲み、あとは今日のような美味い刺身や唐揚げなんかあったら私はその美味さでぶっ倒れてしまうかもしれない。天国に召されてしまうかもしれない。

そんな想像をする午前5時42分。まだまだ私にはやりたい事がたくさんある。有難い事だ。お義母さんは大量のタラの芽も持ってきてくれた。今夜はこれの天ぷらだろう。旬のものを味わえることはこの上ない幸せではないか!

今日も素晴らしい一日が始まります。きっと!皆さまも良い一日を!



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