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OUT OF AREA (2022.11.12)

・体重69.5kg(前日の昼間チャーシューメンを替玉までしたので増えた)
・禁酒118日目

朝、長男がリハビリ。妻が連れていく。
下二人の面倒を見つつ、家事。
チャンスとばかりに何の棚だかよく分からなくなってた本棚の整理に着手する。
やる事は本棚の中身の解体と再構築だ。
他に行き場のない本以外の物(主に妻の書類)は極力寄せ、自分の本は自室に移動。本は著者や分野ごとに再分類したら見違える程本棚らしくなった。

同時にその周辺、カウンターの上の雑多な物も整理し、使っていない物をしまうなどしたので、本棚を見た時に、そのへんの空間の情報量がぐっと減って、ストレスが減った。良かった。

そろそろ夕方になろうとする時間。何気なくinstagramを見ていたら、ナカコー(中村弘二。元スーパーカー)の投稿に見覚えのある大きな卵みたいなものが写っていて驚愕した。それは紛れもないOPAM(大分県立美術館)の巨大な起き上りこぼしであり、必ず来館した者が一度は押してみらずにはいられないあれだった。

卵みたいな大きな起き上りこぼし

よく見るとナカコーや、よく名前を拝見するDUENNさんらがOPAMで短い時間ながら演奏すると言う(しかも観覧無料)。大分にナカコーが来るなんてそもそも期待していないので、ろくにチェックすらしていなかった。行きたい!と思ったが、開演が18時40分と、夕飯の時間に丸かぶりなので、まぁ無理だろうとダメ元で妻に恐る恐る行きたい旨を打ち明けてみたら、案外OKだった。しかし家族全員連れ行く事が当然のように条件だった。

嫌な予感しかしなかったが、行きたくてしょうがない。なんせナカコーはまだスーパーカーとして活動していた時期にフジロックだか赤坂BLITZだかでライブを見て以来だった。ずっと音楽は追いかけていたが、九州に戻ってきて(以前東京とか千葉とか神奈川とかあのへんに住んでた時期があります)、子供が出来て動きずらくなるとライブ関係はとんと足を運べなくなってしまった。

んで色々あって、時間ぴったりにOPAMに着いた。だいぶ余裕を持って出かけたのだが、車が混んでいた。あれか?忘年会シーズンか?

駐車場はOPAMの裏にあって、そこから回り込むように建物入り口に向かう。途中、ガラス張りの建物の中で既にナカコーや数人が機材に向かって演奏を始めようとしているのが見えた。


検温などを済ませて建物に入る。OPAMのエントランスに点在するように機材が配置されている。そして演奏は始まったばかりのようだった。

アンビエントだかドローンだかの音楽が、なにしろ天井が高いのでよく反響する。よく見るあの卵のある空間で、特に演者と客の仕切りもなく、それどころか脇にはいつもの物販コーナーもあるような場所。色々と垣根がない。見慣れた空間が音で満たされる事で、そこにある物の表情ががらりと変わるよう。とても面白いなと思う。

しかし、我々は子連れだ。多分そうだろうなと思ってはいたが、案の定子供は大人しくはしていなかった。遠くに連れて行ったり、宥めすかしたりして、時々演奏を楽しむことが出来はしたものの、やっぱり駄目で、とてもじゃないが、音楽に集中なんて出来なかった。淡い期待は脆くも崩れ去った。

私は「もう無理。出よう」と言い、皆を連れて途中退場した。さすがに子供とアンビエントミュージックは相性が悪かったし、私の目論見は甘すぎた。

しかし貴重な体験ができた。久しぶりにナカコーの演奏を見る事もできた。私は努めて、良かったと思うことにした。

帰りにいつもの鳴門うどんを食べて帰った。下の二人がたくさん食べてくれたので、良かった。





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