コンビニのコーヒー（2024.08.14）

妻の実家４日目。

疲労困憊。大人は皆疲れている。妻の実家にずっと泊っている長男（８歳）を除いて、我が家は毎日妻の実家まで片道１時間２０分程かけて通っているが、毎日帰って来るのは夜１１時程で、「早く帰ろうよ」と言うのももう諦めてしまった。夕飯が終わったあとにダラダラとした時間が続いてなかなか風呂に入らず、帰る時間が毎日遅いのだ。

子供たちは良い。帰りの車の中で寝落ちしてしまうから。しかし大人は家に帰ってからもまた洗濯やら洗い物などあるため、しんどい。まぁ妻は「うちは早く帰るね」と言って早く帰れば良いのにそうしないのだから、自業自得なのだけど。

楽しみといえば、帰ってからのほんの短い時間でやる晩酌と、帰りの道中で子供が寝落ちしてから飲むセブンイレブンのアイスコーヒーだ。

セブンイレブンのアイスコーヒーが妻と私は大好物で、たまに疲れ切った時に飲む。大抵それは実家からの帰り道で、後部座席では子供たちがボロ雑巾みたいに遊び疲れて眠っている。

いつからか、セブンイレブンのコーヒーは濃さを調節できるようになったのだが、濃さは普通が良い。それでも十分にパンチがある。コーヒーはスッキリしているのに、クセがない。それでいてしっかりコーヒーの苦みもあって、とても美味しい。

静かになった車内で、さっきまで暴れ回っていた子供たちの寝顔を見ながら飲むコーヒーは勝利の美酒よろしく、乾いた心と体を潤してくれる。

そんな時、妻は普段見せない穏やかな表情に戻って、よく話す。まだ子供が産まれていなかった時の感じに似ている。悪い魔法が解けたみたいになる。

ホルダーにはセブンイレブンのコーヒー。眼前には別府の夜景。助手席には穏やかな妻。そして深い眠りについた子供たち。幸せを感じる時間だ。

また今日も実家へ行くのかな？そうしたら帰り道ではまたあの美味しいコーヒーを飲みたいと思う。でも明日は仕事なのでもう行きたくないのが正直な気持ちだ。今日の運命やいかに？