「書く習慣」1ヶ月チャレンジ Day9 くやしくて泣いた夜
私は数学ができない。本当にまったくできない人よりはできるんだろうが、大学受験生のときにできなさすぎて、当時勉強を教わっていた人に「君は残念ながら中高6年間『数学』をやっていない」と言われたくらいできない。
つい先日仕事で数字を扱う仕事を任せられた。単純に言うと、この部品とこの部品はちゃんと組み立てられるでしょうか?をチェックして欲しいというもので、使う計算はただの足し算引き算。ちょっとだけかけ算というものなのだが、どの数字を使うのか、図面のど情報を使えば良いのか、考えても全く分からない。先輩に助けを求めて説明してもらったのだが、仕組みは分かっても、肝心の「その数字を使う理由」が理解できなかった。1時間ほどレクチャーを受け「まああとは練習あるのみだから、やってみて」と匙を投げられてしまった。
その日の帰り道は、全然理解できない自分が悔しくてみじめで涙を浮かべながら早足で歩いた。
センター試験の数日前、同じように泣いたことを思い出した。どうしても数学で分からない問題があり、何度説明を読んでも聞いてもなぜその答えが出るのか、なぜその式が立つのか全然理解できなかった。あの夜の私も悔しくて泣きながら勉強を続けた。みじめな自分でなくなるために、合格する未来のために。
家に帰ってから寝るまで、先輩から教わったことを涙をぬぐいながら必死で調べて考えた。あの夜の私と同じように。
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