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学生の自発的な地域活動の証

本学には「学生優秀地域プロジェクト」という表彰制度があります。2008年度に創設され、12年間で応募総数は65件、そのうち49件が「学生優秀地域プロジェクト」として認定されました。応募総数から、この12年間で3学部の多くの学生達が自発的に地域に出て様々な活動を行ってきたことがわかります。多くの学生が地位貢献活動へ自発的・積極的に参画していることは本学の理念である「グローバルな視野で現実をとらえながら、生活の場である地域で行動していく実践的な知を求めること」を学生が理解し体現している結果であると考えます。

2008年度:10件(応募15件)
2009年度:4件(応募7件)
2010年度:6件(応募9件)
2011年度:4件(応募7件)
2012年度:2件(応募2件)
2013年度:3件(応募3件)
2014年度:3件(応募3件)
2015年度:3件(応募3件)
2016年度:5件(応募5件)
2017年度:3件(応募3件)
2018年度:3件(応募5件)
2019年度:3件(応募3件)

「学生優秀地域プロジェクトの認定」は、学生たちの地域貢献への自発的な参画を、大学として支援するために創設されました。また、こうした地域貢献活動は、大学の社会的認知度や評価を高めます。

2008年度に「山梨県立大学地域研究交流センター『学生優秀地域プロジェクト』認定・支援制度実施要項」が定められ、これに則って、「学生優秀地域プロジェクト」は、教員からの推薦でプロジェクトを募集し、選考委員会で検討した後に認定されることになりました。

13年目の今年度は残念ながら、学生による地域活動が積極的には行われず、「学生優秀地域プロジェクト」の認定は中止となりました。そこで、この時間を利用して、あらためて「学生優秀地域プロジェクト」のあり方を基本から検討する予定です。

以前から学生の地域プロジェクトは多数存在するのに、近年は応募数が少ないこと、認定されるグループの顔ぶれが同じになってきていることが指摘されています。これらに対しても検討し、さらに多くの学生プロジェクトが認定されるような仕組みづくりを目指していきたいと考えています。

文:青柳暁子(山梨県立大学地域研究交流センター 交流部門長)