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大学と地域の自治会との交流

本学は、地域に根ざした大学として、地域の自治会との交流と連携を進めています。

大学周辺自治会と大学との情報交換会は、2009年度から開催されました。当時は大学から学長・地域研究交流センター長・学務課長・学務課副主査・交流支援部長の5名が出席し、自治会からは池田地区周辺自治会から自治会長3名、飯田地区周辺自治会から自治会長、自治会相談役、自治会福祉部副部長の各1名ずつの6名が出席して行われました。自治会側からイベントや講座の情報をもっと発信してほしい、自治会の文化祭などにも参加してほしいといった意見が聞かれました。

2010年度は、1回目の情報交換会を学内で行い、2回目を自治会会議に大学側が参加するという方式で行われました。1回目は地域から4自治会長と防災担当役員、大学からは事務局長・理事・センター長、人間福祉学部長・交流支援部門長・交流支援部門委員、学務課職員、総務課防災担当職員が参加し、2回目には地域研究交流センター長と交流・支援部門長と委員が池田地区連合自治会会議に参加しました。そこでの意見としては前年同様に学生への地域行事への参加のお願いや飯田グラウンドを災害時の避難地にしてほしいなどが出されました。

2012年度は、学生のボランティアサークル『MOTTAINAI』と近隣自治会とで食事会を行うことになり、これは2019年度まで続けられていました。2020年度は中止されましたが、この行事は学生が地域自治会と定期的に交流する初めての機会となりました。

2013年度までは、この周辺自治会との情報交換会が開催されていましたが、担当者の交代により、2014,2015年度は休止となりました。その後2016年度に再開しましたが、今までと異なり、自治会単位ではなく地区単位でご参加いただくこととなり、飯田キャンパスのある穴切地区と池田キャンパスのある池田地区の自治会長が参加いただけることとなりました。そのため2016年度には穴切地区自治会長12名、池田地区自治会長2名が参加され、大学側も学長・副理事長・理事以下11名が参加する大規模なものになりました

2017、2018、2019年度と回数を重ねる中で、参加者も増え、大学と地域自治会との関係は、地域研究交流センターと周辺自治会との情報交換会から、大学と地域の懇談会という形へと変化していきました。残念ながら2020年度はコロナ禍で開催が困難となりましたが、今後は何らかの形で開催できる方法を模索していきたいと考えております。

文:青柳暁子(山梨県立大学地域研究交流センター 交流部門長)