身近に感じたベトナムとの国際協力
こんにちは。山梨県立大学国際政策学部のベトナムゼミに所属する1年生の濱野帆香と中込綾実です。私たちが2023年4月から参加させていただいているベトナムゼミの活動についての記録と感じたことについてお話します。
ベトナムゼミとは、安藤勝洋先生が担当教員のゼミで、安藤先生がプロジェクトマネージャーをされている「JICA草の根技術協力事業」の運営に参加し、国際協力に関わることができます。
ベトナムについてなにも知らなかった私たちは、まず、ベトナムとはどういう国か調べるところから始めました。同じ分野に興味を持った学生が集まり、いくつかのグループに分かれて食文化や経済、生活習慣について調べて発表しました。調べ学習を通して、他のグループの発表や安藤先生の実体験、現地の方のお話を聞いて、ベトナムのことをより詳しく知ることができた良い機会になりました。
ベトナムについて理解を深めた私たちは、安藤先生が行っているベトナムへの国際協力を理解する手掛かりとして、国際協力について私たちが疑問に思ったことを中心に調べました。「国際協力の現状と課題について」「国際協力にゴールはあるのか」など各自疑問に思ったことを調べるなかで、日本が行っている国際協力の特徴や急成長を遂げる国が増えてきた今、国際協力の意義などを自分自身で考えるきっかけになりました。
後期は、前期に行っていた一年主体の調べ学習から、実際に先輩方が行っている「JICA草の根技術協力事業」の活動に参加させていただきました。具体的には、ベトナムで行われた観光ツアーの参加者に対するツアー評価のアンケート作成やアンケート回答の集計などを行いました。実際にツアーの参加者の声を聞くことでツアーの良かった点や改善点などよ りリアルな評価を感じることができました。 前期では調べ学習がメインでしたが、後期では国際協力の活動に実際に参加することによって、責任の重さや活動の重要性を感じました。
また、集大成として安藤先生が担当している観光学入門の時間をいただき、実際に講義をしてみました。聞いている人が飽きないように、そして伝えたいことが正しく伝わるように工夫して、今まで学んできたことを受講生に共有しました。受講生から「ベトナムの人が自分たちでツアーを考え、発信していることに驚いた」「ベトナムゼミは国に影響を与えていて、とても素晴らしいものだと感じた」等のお褒めの言葉を預かり、観光学とベトナムの関係に興味を持つきっかけを与えられたように感じ、達成感を得ました。
ゼミ活動を通して学んだことを強みに、更に高みを目指していきたいです。