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タイ 国際交流(看護研修)

新しい生活がスタートする4月。皆さんはいかがお過ごしですか。
私の中で4月というのは、1年の中で最も夢と希望を抱く、可能性を秘めた季節。
そんな季節に、皆さんの新しい生活の参考になればと思い、昨年度、私が経験した海外留学の話をご紹介しようと思います。

私が過ごした場所は、タイのナコンラチャシーマ・ラチャパット大学。
首都バンコクから約262㎞離れた都市での看護研修でした。


到着すると、タイの方々の暖かな笑顔に迎えられ、初めての海外という不安と緊張がほぐれた瞬間でした。
 
2週間という限られた時間でしたが、noteには書ききれないほど沢山の場所へ訪問し現地の文化に触れてきました。
特に印象に残っているのは“アユタヤ遺跡”


案内してくださった方の説明によれば、仏頭が至る所に切り落とされているのはミャンマーとの約400年にわたる戦争の証拠とのこと。なんとなくアユタヤ遺跡の存在は知っていましたが、世界遺産の悲しい歴史を現地の方々から直接学んだことで、ネットやテレビで見たときのキラキラとした興奮とは別の、静かで落ち着いていて心の奥で抱くような感情を抱きました。歴史めぐりが趣味の私にとって、とても感動のひと時でした。


2週間を通して常に感じていたことは、“タイの方々の心の暖かさ“です。
私たち留学生に対してはもちろん、タイの友達や先生に対しても常に笑顔で接している姿が印象的でした。さらに、たとえ同級生であろうと、誰に対しても敬意をもって接している姿が多く見受けられて、とても素敵な人々だなと感じたことを覚えています。
そんな、暖かな人々と過ごした日々は、おどろくほどに穏やかで優しかった。あっという間の濃い2週間だったけれど、ゆったりとした時間の流れを過ごすことができました。

20歳の節目に、初めての海外をタイで過ごすことができたこと。
本当に良い経験だったと思っています。
言葉では表しきれないこの感情を、皆さんにもぜひ味わってもらいたいなと思いながら、
私の、一冊のnoteを書き終えようと思います。

看護学部看護学科 関口日向