土器の”顔”を探してみよう
みなさん、こんにちは。食欲の秋!ですね!今回初めて山梨県立美術館を訪れました(2022年10月19日)。外観を初めて目にしたとき、想像していたよりも大きくて広い美術館でワクワクしました。
開催されていたのは特別展『縄文ーJOMONー展』です。いちばん印象的だったのは、コチラ!土偶のとても大きな写真です。
土偶は日本史の授業で学習しましたが、30㎝ほどの高さしかない印象でした。身長162㎝の私が、まさか人生で土偶を見上げる日がくるなんて…思ってもいませんでした。
これは、実物だけでなく、写真からも縄文時代を感じられる縄文展だからこそ体験できたことなのだと特別感を感じました。
縄文展を鑑賞していて、なんだか視線を感じるな〜と思っていたら、土器がこっちを見ているようでした。
私が縄文展で探さずにはいられなかったもの。それが、土器の”顔”です。たとえばこの土器では、頭がよさそうな人の顔を見つけました。土器の装飾から真ん丸な目と鼻、つながった眉毛が見えます。
そして、こちらの土器の”顔”。
寝ているような顔を発見しました。目も口も横に長くて、口はぶ厚めだな〜と思いました。私は、この顔がかわいくてお気に入りです。
こちらの土器には、、
少し怖い顔を見つけました。一瞬、楽しそうに笑っている顔にも見えましたが、土器の装飾の影が目と口を尖らせていて、奇妙に感じました。
そして、こちらの土器。
河童のような顔を見つけました。目が離れていて、口がくちばしのようにとがって見えます。
これらの土器が”顔”に見えるように意識して作られているのか、たまたま顔のように見えているのかは分かりません。ですが、土器の”顔”を探すという鑑賞法も、新鮮でとても面白かったです。
小さな子どもも土器から顔を見つけるという遊び感覚で縄文展を鑑賞したら、より楽しめそうだと思いました。
土器の”顔”を探し回っていたら、お腹がすいてきたので、山梨県立美術館内にあるレストラン 『Art Archives (アート・アーカイブス) 』でランチを楽しみました。
落ち着いた雰囲気の店内で、お洒落な料理を食べて、なんだかリッチな気持ちになりました。
心もお腹も満たされて、とても優雅なひとときを過ごせました。
また今度、ゆっくり鑑賞しに行きたいと思います。
文・写真:中尾美希(山梨県立大学 国際政策学部 国際コミュニケーション学科1年)
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