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中小企業におけるデジタル化に向けた組織改革・デジタル化の必要性を感じたきっかけ(中小企業白書2021年度版より)

本日は、「第2部 危機を乗り越える力」「第2章 事業継続力と競争力を高めるデジタル化」の続きです。
「第4節 中小企業におけるデジタル化に向けた組織改革」より、今回は「デジタル化の必要性を感じたきっかけ」について紹介します。
以下、「中小企業白書2021年度版」から引用します(以下特記なければ、画面キャプチャ含めて同じ)。
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デジタル化の必要性を感じたきっかけ
本コラムでは、デジタル化の必要性を感じたきっかけについてアンケート調査を用いて確認する。コラム2-2-10①図は、業種別にデジタル化の必要性を感じたきっかけを示したものである。

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これを見ると、デジタル化の必要性を感じたきっかけとして、業種を問わず、「経営課題の解決、経営目標の達成のため」が最も多い要因となっていることが分かる。また、建設業では「取引先から要請・要望があったため」、運輸業・郵便業では「法規制に対応するため」といった外的な要因も高くなっている。

コラム2-2-10②図は、取引先属性別にデジタル化の必要性を感じたきっかけを示したものである。

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これを見ると、取引先にかかわらず、「自社の経営課題の解決、経営目標の達成のため」が7割強を占めていることが分かる。
他方で、BtoBの企業では、取引先がきっかけとなっている割合が高い傾向にあることが確認される。

コラム2-2-10③図は、経営者年齢別にデジタル化の必要性を感じたきっかけを示したものである。

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これを見ると、経営者が若いほど、デジタル化の必要性を感じたきっかけとして、「経営課題の解決、経営目標の達成のため」と挙げる割合が高い傾向にあることが分かる。
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「デジタル化の必要性を感じたきっかけ」についての分析です。
業種を問わず、「経営課題の解決、経営目標の達成のため」が最も多くなっています。
一定程度、「取引先から要請・要望があったため」という回答もあります。伍魚福でも受発注をオンラインで行ったり、請求書のやり取りがデータ化されたり、品質情報をシステムで送信したり、もともとは外部の要請でデジタル化したものもたくさんあります。
せっかく費用をかけてデジタル化するのであれば、自社の経営課題の解決にも活用したいですね。
受け身で始まったデジタル化も、経営者がよく理解し、自社の改革につなげていくようにすべきですね。
若い経営者ほど、自らがデジタルに親しんでいること、すでにある程度のデジタル化が進んだ後で経営に携わっている等の要因もあり、「経営課題の解決、経営目標の達成のため」と考える比率が高いこともうなずけます。

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