【自戒】今までの延長線でしか考えられないとコンサルタントは終わるかもしれない～どの職業も同じかもしれない～
☝この記事は誰にもお勧めしていません
・でも、コロナの事で将来に対してもやもやしている方にはお勧めします
・コロナが去って落ち着いたら何か始めようと考えている方にもお勧めです
こんにちは！株式会社フォーバルの山本裕介です。『コンサルタントが不要な会社を増やす』を目標に、経営コンサルタントとして活動をしています。経営者・管理職だけでなく、コンサルタントの皆様にとってもプラスになる情報を発信していきます。特に、主体的で自律的な"自走式な組織づくり"のヒントになるようなことを中心にお伝えしていきます。
今回は、"コロナ"によって社会が大きく変わったことをうけて、私なりに考えた結果、"私自身が変わらないとダメだ"という結論に至ったのですが、その経緯と過程の中でどういうことを考えたのかを共有したいと思います。
※補足です※
ちなみに、『私自身が変わらないとダメ＝私の価値はゼロになった』という結論です。悔しいけど、事実を受け止めて新たな自分に期待を持ってもがくときが始まったという、すごくポジティブな考え方です！笑
１．コロナという得体のしれない存在、だけど事実だ
まずは、この記事を紹介いたします。短編小説というタイトルです。これを読んでいてふと感じたのが、『変化』どころか『がらりと変わった』という状態が今の世界なんだということです。
たぶん、リーマンショック（私自身社会人2年目であまり影響を感じていなかった）の時とは比べ物にならないくらいの大きな変化があったのだと思う。そして、3.11の震災の時も割と気持ちが揺らいだ記憶はあるのですが、今ほどではなかったように記憶します。（私は直撃エリアじゃなかったからです）
コロナって、見えないし、いつまで続くかもわからないし、『乗り越える』というものが存在しているのかもわからない（多分ずっとその時は来ないといううわさも）。
得体のしれない不安と共に生活するって気持ちが悪くて仕方がないですよね。
という思いはあるものの、正直なところ私はもう吹っ切れています。アフターコロナだのウィズコロナだの、そんな呼び方はもうどうでもいいんです。もちろん、大切な人、仲間、仕事でのお取引先など感染させるということは嫌なので気を付けるのは気を付けます、それが人としての責務だと思っています。
で、コロナが拡がってしまったことは事実だし、過去有ったことはなかったことにはならないわけだし、もういいんですよ。前を向いて進んでいく、荒波だって何とか工夫して力強く前進していきたい、そう考えました。
ちなみに、この嵐は"去ることはない"と思っていることはすごく大事なので、『ウィズコロナ』という考え方そのものを否定するつもりはありません、その通りだと思います。
ただ、呪文のように『アフターコロナを・・・』とか『これからはウィズコロナの・・・』とか唱える事がしっくりこないってだけなので、そういう意味で名前・呼び方はどうでもいいってだけです。深い意味はありません。
※コロナの件が落ち着いたら・・・なんて思いは捨てた方が良いです。
２．これまでの価値が暴落したんだということ
緊急事態宣言の発令から2週間がたった今でも感染者の増加が止まることはなく、まだまだピークに達していないのかな？と思える状況ですが、仕事柄気になるのは『企業経営』の状況です。
製造業は稼働し続けるか（生活必需品なんかは継続が基本なのでしょうか）休業にするか（どちらも苦渋の決断だと思います）、という状況ですが、それ以外にも多くの企業はテレワーク（在宅勤務やモバイルワークなど）の取組が進み始めたようです。
もちろん、まだまだ環境が整っていなかったり、取引形態がネックとなり従来通り出勤が続いている企業も多いと聞いています。
現在当社にて収集しているアンケートの途中経過をごらんください。
■緊急事態宣言発令後、今どのような勤務形態をとっているか？
※中小企業に対して対面または電話・Zoom等での収集をしています
現状は300社程度の確認ではありますが、半数近くが『従来通りの事務所出勤』という状況だそうです。しかし、部分的にと言うところを含めてテレワークにしている企業も80社程度ありますので全く進んでいないわけではないようです。
私は、今後も様々なオンライン会議ツールやチャットなどITサービスを利活用し、これまでと違う働き方をする企業が増えていくのではないかと思っています。たぶんコロナがなくなったとしても（なくらならいだろうけど）昨年末までのような働き方に戻ることはないだろうと考えています。
そうなるとどうでしょうか？ピンとくる方もいるのではないでしょうか。
そうです、私たちは（特に私は）今こそゼロベースであたらしい価値提供の仕方に転換していかなければならないのだということです。ちなみに、先ほどのアンケート結果で言えば、まだ出勤を余儀なくされている業界についても変わらなければならない時がもう来ているということです。
経営コンサルタントである私は、間違いなく今までの価値の提供の仕方、今までの価値のまま戦おうとしていたとしたら誰からも評価されることはなくなったのだと思います。
だって、直接会わないのが当たり前になるんですから。仮に会ったとしたら『リスクを冒してでも会ってよかった！！！』という私でなければ本当に意味がないんですよ。残念なことに会うことが迷惑なだけになるんですよ、命の危険までついてくるし。
こう考えると、『直接会わなくても価値がある人（サービスなど）』に転換しなければ、私はただの価値無し人間に早変わりなんです。
３．経験も実績も何も意味がない社会
誤解を恐れずに言うとしたら、全てが変わった社会では『営業で実績No1でした』とか『私はマネジメントが得意です！』みたいなこと、これは去年まではわかりやすい価値のある事だったと思います。
しかし！しかし！！！！
コロナ以来、働き方が大きく変わり（角度が変わるどころか真逆にサイドチェンジしたくらい違う）、人々の価値観も変わったんですよ。そこで今まで通りの知識や経験がそのままハマると思いますか？
たぶんハマりません。（意味が無いとまでは言いませんが）
なので、昨日まで私が自信に感じていたことと言うのは、その効果が不確かなものに変わってしまったのです。
ゴリゴリの対面営業が得意だった人が、オンライン会議ツールを使った営業が得意なのかどうか？部分ごとの技術はきっと活きると思いますが、集客の仕方からプレゼンの仕方のいたるところで変化があるのだと思うと、全く新しいノウハウを構築する必要があると思います。
これまで組織マネジメントが得意だ（又は経験が豊富）と感じていた人（私もです）は、そもそも対面することが無いんですよ。しかも部下同士も対面しないかもしれないし。営業マネージャーだったら、部下とお客様が直接会うことが無いコミュニケーションを指導するんですよ。経験がほぼ無くないですか？その分野での実績がある人ってほぼいないですよね。
４．"今"全員がスタートラインに立った
で、私は気づいたんです。
あれ？？？商売の世界で誰一人見たことのない社会に変わったということは、全員が初めましての状態なのではないか？？？？
あれれ？？？これって経験年数のハンデがゼロになったということではないかな？？？
あれれれ？？？今全員横一線、スタートラインの上に立っているんじゃないの？
Wow!!!これはワオ！！！！ですよ！
私が入社して今に至るまで現社長から聞いて心にとめている大事な言葉集の中のTOP５に入る言葉、『野球やサッカーと違って、ほとんどの人が学校を卒業してからビジネスの世界に入ってくる。つまり、全員最初は経験なしの素人から始まるということだ。いいか、ビジネスの世界では全員が同じ位置からスタートする。だからこそ、速いものが勝つ。そして長く走り続けられるものがさらに遠くに行けるんだ。』
これって、ここからあたらしい社会に対応したものが先頭に立てるチャンスがあるってことですよね。
５．接点がオンライン中心になるってことは
全てがそうなるとは限らないが、私が身を置いている世界は最初の接点がオンである可能性がすごく高いです。
なので、私がどれだけすごい人であっても情報発信をして気づいてもらわない事にはな～んにも機会が訪れないってことなんですよ。
だからこそ、このnoteだったり、Twitterだったり、Youtubeだったり、たまたま奮起して昨年夏に初めて良かったのかな？とも思っていますが、まだまだ全然ダメなんですよね。SNSやったからいいって話をしたいわけじゃないんです。
発信ツールは良いけど、そもそも私が何で力を発揮できて、企業にとってどんな価値を提供できるのか、これを考え直さなければならないのです。去年始めた勉強だってこんなあたらしい社会を想定していなかったので実は方向転換を検討する必要があるかもしれないのです。（悔しいけど）
なのでここで答えはかけないのですが、一度立ち止まり、これまでの自分はそれでよかったけど、これからの自分はこれまでの自分のままでいいの？自分が何をすべきなの？？？自問自答を再度行う時が来たなと実感しています。
いずれにしても、オンラインが接点の最初になっているわけなので情報発信だけは継続していきますが、まずはトライアンドエラーを繰り返す中でも模索していきたいと思います。
たぶん、ITツールを使いこなすだけではそんな人たくさんいるし、全く新しい価値提供の仕方を考えていかないと、本当に私のコンサルタントとしての未来は本当にないと思う。
ただ、これは悲観ではなく、チャンスなんですよね。
先人を追い抜くチャンスなんです。
誰も経験したことのない社会が訪れたから。
さあ、これを読んでいただいたみなさんはどう考えますか？
答えのない文章で申し訳なさもありますが、考えるきっかけになれば幸いです。
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