謝罪会議

やらない人に宿題を出すな!ー会議の場が謝罪の場になっていたら要注意

☝こんな方にオススメの記事です
●毎月の会議が謝罪会見みたいになっている
●会議で決まったことを部下が実行してくれない
●自分も決めたことが実行できない

こんにちは!株式会社フォーバル山本裕介です。経営コンサルタントとして『コンサルタントが不要な会社を増やす!』ということを目標に日々活動をしています。コンサルタント不要な会社になるということは、『自律的で主体的な自走式の組織を作る』ことと定義しています。

突然ですが、みなさんには『やろう!』と決めたけどやり切れなかった、または手を付けてすらいない事、ありませんか?私にはたくさんあります。

色々と振返りをするのですが、結局のところ『やらなかった』または『やり続けなかった』ということが原因ではないでしょうか?ちまたでは『成功の反対は何もしないことだ』という言葉がちらほら出ていますが、本当にその通りだと思います。宝くじも買わないと当たりませんからね笑

ちなみに私がnoteの記事を読んでいてこの方は『行動すること』をど真ん中ストレートで体現されていると思います。行動の重要性とかそういうことをかかれているわけではないですが、読むとものすごく実感しますよ。パワーが溢れているので引き込まれました。

話を企業経営に戻しますが、自分の事であれば解決策は『自分が動く』ことだと思います。しかし、企業(組織)となると自分だけではなく部下や仲間にも行動してもらわないとなりませんよね。

この話をすると、『●●が全然やらないんですよね』『もう諦めました!』とかいろんな悲しみの声を多くの支援先企業で言われるので、きっと苦労されている方は多いのだと思っています。

決めたことを進めるためのヒントになるようなことを今回は書いていきますので是非参考にしてください!

1.いつもやらない人に宿題は出すな

まず、毎回決めたことをやってこない人いますよね?

とっても簡単なことなのですが、その人に宿題を出すのをもう止めましょう。しっかりやらない人の為に労力をかけるのは時間の無駄です。しっかりとやってきてくれる方にだけお願いして、やらない人には出さなくていいです。

もちろん、お願いする人としない人に分かれますので、会社内での評価も明確に分けることができると思います。間違っても決まったことをやってこないような人に素晴らしい評価を与えてはいけませんよ。

ほら、これだけであなたの悩みは一つ解決しましたね。でも分かっています、悩みは解決したけど決めたことを進める方法が解決していません。宿題しない人は何もしなくていいわけではないのです。

2.なぜ宿題をやらないのか

宿題をやらない人、これは何故やらないかわかりますか?

やる気が無いとかそういうこともあるかもしれませんがとても単純な理由ですよ、『絶対に実行できる環境を作らなかった』ということです。

どういうことかと言うと、例えば朝4時に起きなければならない時どうしますか?朝が弱い人は目覚まし時計を複数用意したり、テレビをタイマーでオンにしてみたり、ひょっとしたら友人知人に鬼電してもらうようにお願いしたり・・・ととにかく必ず起きられるための環境を作りますよね。ひどい人は寝ないという選択もあるかもしれません笑

あれ?宿題をやらない人の原因について何か見えてきたものがありますね。勘の鋭い方は何となく気づかれたかもしれませんが、『宿題を出した側が環境を作っていない』ということです。

そうですね、残念なことに宿題をやらなかった人というよりも出した側、管理者側が環境を作ってあげられてなかったんですね。

もちろん、自分でできる人には必要がありませんが、何人か集まった組織なら十人十色、得意も苦手もあると思います。

管理職(経営者含む)の役割は、放っておいても自分でできる人を『あいつはすごいな~』と眺める事じゃないんですよ。成果を出すためには管理が必要な人の為にいるんです。

なので、まずは経営者・幹部・管理職の方々が行動を変えることが宿題やらない人を宿題やる人に変える最初の一歩ということです。

3.決まったことをやらせるための方法

ということで、自分で環境を作れない(これは特性であり悪いことではない)人の為に管理者は何をするといいのか?これについては全てを網羅することはできませんが『会議の場で決まったこと』に焦点を当てて紹介したいと思います。

―――――『〇〇に確認します』

これはとても簡単なことです。
確認する先の数が何十と無い場合は『今から確認して』とその場で確認を取ってもらう方法がベストです。目の前でメールや電話をかけてもらえば空気感もわかるし、結果もその場でわかる、ひょっとしたら普段の仕事の姿も見ることができるので管理者としてはとても有意義な時間になると思います。

何よりも、その場で確認が終わることにより、結果に対して新たな検討や指示ができるようになります。『後日確認します』と言われるままに何日も末よりもよっぽど生産性が高いと思いませんか?

その場で実行する時間が無い場合は確認する日時を決めるということをお勧めします。できればその確認の日時の前には『準備はできたか?』と確認を入れ、終わったころに『どうだった?』と聞くこともお忘れなく。基本的には終了時点で報告をもらう約束をしておき、連絡が無ければこちらから確認入れるということで良いです。

―――――『検討します』

これも上記とほぼ同じなのですが、『検討する日時』をその場で確定させましょう。そして、その結果を報告もらう日時も決めておくことです。そのようにすれば管理者は期日前後になると気になって聞きますよね?この聞くという行為が目覚まし時計的な役割になります。

‐―――――『リストへの訪問(アポイント決まってない場合』

これは中々進まない事例として多く、営業などをはじめとしたお客様への訪問をする必要のある場合はしっかりと決め事をしなければなりません。

電話・メールなどアポイント取得手法は様々だと思いますが、いつ誰がどの対象に何をどのように連絡するのか?は絶対に確定すべきです。既存の取引先でアポイント取得に必然性がある場合はその場で電話をさせるのが最も良いと感じます。

その場で訪問日確定の行動ができないのであれば、電話・メールとうをする日時を決め(複数人いるなら全員同じ時間で一斉にやった方がいいです)、終わったら結果の報告をもらうというようにしましょう。

管理者がその場にいることができればいいですが、今は働き方改革で集合してやれないケースもあると思います。

――――――『資料にまとめておきます』

これはもう、待つこと自体無駄なのでできるならその場で必要情報を集めてまとめましょう。できれば会議の前にまとめる指示を出すべきでもありますが。とにかく宿題にせずにその場で完了させる方が良いです。多少資料の精度が低くても会議の場でみんなで確認した方が議論の材料になるでしょう。

4.まとめ

宿題を確実にやらせる方法は、『宿題を出さずその場で実行する』ということが最もお勧めする方法です。時間が無いというのは良いわけだと思いますし、そもそも『やらなければならない事』を実行することが優先順位の高い事だと思います。

そのためならば他の予定を調整してでもやるべきではないでしょうか?または、そこまでしてやる必要のない事ならばそもそも宿題になどするべきではないのかもしれません。

■決めたことを確実にやるためのヒント
・放っておいてもやってくれる人はそのままお願いする
・宿題をしない人には宿題を出さない
・会議のその場で全て完結させることがベスト
・その場でできなければ日時を決めて報告もらうようにする

とにかく、管理職の仕事は部下が成果を出すための環境を作ってあげることだということを忘れずに、部下の成長支援やお客様満足の為にお仕事していただけると嬉しいです。

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